R&B界のスーパー・プロデューサー・チーム、ジミー・ジャム&テリー・ルイスが送り出す18歳のディーヴァ(歌姫)のデビュー作。6歳の頃にジャネット・ジャクソンに憧れてダンスを始めたこと、ジャム&ルイスがプロデュースを手がけていることもあり、音楽性やヴォーカルにおいてはジャネットっぽさがうかがえる。
しかしそんな影響もうまく消化して、独自のスタイルで魅せるセンスと歌唱力は彼女ならではのユニークさだろう。ソウルフルでメロウな曲が目白押しで、新人離れした実力派ぶりには脱帽だ。ジャーメイン・デュプリやダラス・オースティンもプロデュースで参加している。(山崎智之)