狸のポコ、フェネギーのセイラ、猫のナナ、ゴールデンレトリバーのマロンと、
とにかくキャラクターが個性的で可愛らしく話もコミカルで面白い。
ただ表題が「ポコといっしょ」なのに
ポコの話が全８話中たったの４話しか収録されていないのが残念でならない。
ラストも謎の怪生物が脱皮したところで急に終わってしまう尻すぼみさ。
その後怪生物がどうなったのか、結局何者だったのか全く描かれていないのが残念。
プレイはスパンキング、飲尿、フタナリ、蟲との交尾、触手と
マニアックすぎて大いに引いてしまうのばかりだが
正直このマンガはポコの可愛らしさを愛でるものであってエロはどうでもいい。
あと、ポコシリーズ以外の読みきり４作は印象が薄くイマイチでした。

総合点90点以上と判断した作品に限って★５つにしてるんだけど採点したら89点だった…。でも無理矢理シリーズ全部詰め込まないで厳選したという、あとがきにある姿勢がとてもよかったから１点オマケして★５つにしてしまった著者の処女作品集。
　人間型をしたイヌとかウサギとかがペットとしてもて囃されている時代。友人のペットに嫉妬な日々を送る柳田青年のペットは近所で生き倒れていた貧相だけど愛くるしい二頭身キャラの子狸ポコ。
　役立たずというよりほとんど足手まといな居候と化したポコに愛着をもちながらもついつい叱りすぎてしまう柳田君であったが、ポコは満月の夜ついに変身する。
　巨乳娘になったり貧乳少女になったりフタナリ姉御になったり分裂したり変な蟲拾ってきたり蟲の触手に姦られたりする。
　可愛い絵柄にエグイ展開がそそるポコシリーズ４本は本編もオチも優秀で『謎の生物　ポコのプロフィール』とか４コマとかの都合４ページの書き下ろしオマケ付き。
　甘いモノを食べるとエッチになっちゃう妹とフタナリになっちゃう姉の生クリームまみれのエロエロウェイトレス物語『ストロベリーキャッツ』。
　閑古鳥が鳴く遊園地で着ぐるみバイトの女の子がカレシの前でとんでもなく非道なアトラクションをさせられてしまう『着グルーミングＵＰ！ 』。
　新歓コンパで酔いつぶれた高校生が眼鏡美人の先輩から美味しいことしてもらう、酸味が利いてるシリアス劇『マリオネット』。
　交通事故で植物人間になってしまったのをいいことにクランケの女の子に医者がやりたい放題する『Sleeping Pretty』。
　ポコシリーズはもちろんだけど短編４つも味わい深い。
　個人的にならシリアスのまま終わらせた『マリオネット』が気に入っている。
　『着グルーミングＵＰ！ 』と『Sleeping Pretty』は、非道を無理矢理ハッピーエンドにこじつけたのが個人的にはかなり不満だけど一般的には後味が悪くなくて、それもいいことなのかもしれない。

普段は役立たずで意味不明で主人公の足を引っ張ってばかりで、
存在自体が笑かしてくれるギャグ体質そのものな子狸。
（でもそこがかわいい）
しかし変身すると皆を従わせる超カッコよいダイナマイトボディな姉御に。
でも御主人様にだけは甘甘のラブラブで情熱的。
変身だけでなく、分裂してみたりなんか生やしてみたりとやりたい放題で、
もはや狸なんだか何なんだかよく分からない存在と化しつつあるけど、
でもやっぱり可愛いよポコ可愛いよポコ。