兄妹ふたりで成長していくお話
★★★★★
主人公は大学受験に失敗してしまった浪人生。かたやヒロインは主人公の
父親と彼女の母親が再婚したことにより、主人公の義妹となった中学生の
女の子。
年頃の少女らしく様々な決まりごとを作っては主人公(と父親)に押し付ける
ヒロインに対して、主人公は別に不快に思うことなく彼女のペースに合わせて
あげていた。
そんな主人公をヒロインは意識していくようになり――。
といったところがおおまかなあらすじとなっています。
わかつきひかる氏らしくない作品、読了後はこういった感想をもちました。
しかし、これは悪い意味ではありません。
わかつき氏のパターン(作品傾向)といいますか、主人公は浪人生でヒロインは
地元でも有名な進学校に通っている子なので、
「浪人生の兄が好きになってしまったけど、素直に表現できなくてついツンツン
してしまうヒロイン。彼をわざと怒らせるようにしてけしかけて関係を持ち、
中盤からラストで好きなんだよ」
という構成になっているのかなーと思いきや、さにあらず。
この作品の兄妹、最初からお互いのことを好きだよと告白したところからスタート
して、ラストまでラブラブな展開となっています。
もしかして意識して変えられたのかなと考えている次第です。
約250ページ余りとすっきりとした分量でまとめられていて、上記のように主人公
たちの関係がぶれることが一切ないため、最後まで安心して読めます。
また、大学進学に対して目的が見出せていなかった主人公も、ヒロインとの関係が
深まるにつれて自分なりの夢を持つに至ったのも好印象でした。
最後に属性紹介
・単独ヒロイン ・妹(義理)
14歳の巨乳妹といろんなことしちゃうお義兄ちゃんの話
★★★☆☆
安藤和希は19歳の予備校生。しかし彼には頭痛の種がある。
1ヶ月前に両親の再婚でできたばかりの14歳の義理の妹、結花の子供っぽい潔癖っぷりに振り回されっぱなしなのだ……
結花の部屋(ドア越し自慰)→結花の部屋(胸愛撫&初V)→居間V→カラオケボックス(F&V)→和希の部屋(π&V&初A)→プールでデート(手&V)
例によって14歳Dカップの義妹との兄妹相姦モノで、例のごとく奥まで突っ込まれたら感じて子宮頚管粘液出して、何だかわからない感覚に「それって子宮じゃないの?」と言われて初めて子宮の感覚を意識して、初めてのA挿入はとても辛いけど抜く時にすごく開放感を感じて……といわゆるわかつきひかるの定型がここにまた出てきたわけで。
普通ならいろいろなシチュエーションを変えて違う味を見せてくれたりするんですが、今回はそれがあまりうまくいっていない印象。
義理とはいえ妹になってから1ヶ月で積極的に義兄と初体験に臨もうとする姿勢とか、
何より妹の何が「アンバランス」だったのか(端的に示したい文はわかるんだけどタイトルにするほど強烈でもなく)
挿絵が「アンバランス」だった、と言うことなら確かにアンバランスだったと思う。
いつもより甘さ強化?
★★★★★
いつものわかつき節がさく裂しています。
それより若干甘さが強いかもしれません。
中学生の義妹なのに反則的な体をもった妹がヒロインです。
将来の夢がお兄ちゃんのお嫁さんとまで言ってくれます。