少々物足りないが
★★★★☆
井沢元彦の書いたものは「逆説の日本史」などを中心に多く読んでいる。
この本は、たまたま図書館で見かけたので借りてきて読んだものである。
源氏の将軍は頼朝、頼家、実朝の三代全員暗殺されたという。それは、鎌倉武士の意向に反して公武合体をしようとしたところにあるというのである。
また、鎌倉幕府の憲法ともいうべき御成敗式目も、憲法というよりは民法や刑事訴訟法に近く、トラブルがあったときにそれに対処するマニュアル的なものだった。
以上のようなことがのべられている。
全体的に分かりやすくしてあるが、井沢元彦の愛読者にとっては少々物足りないところもあったので星4つとした。
歴史初心者の感想
★★★★☆
学生時代の歴史の授業など全く興味も無く、基礎知識も欠けてるであろう自分が読んでのレビューです。
初心者にも非常に分かりやすく、しかも興味を引くように上手に作られていると思います。
名前しか記憶に無い事柄を、理解し、更に深い情報まで知る事が出来ます。
著者が強調したい部分はしつこいほどに繰り返されますので、既に歴史に興味がある方には退屈だと思いますが、私のような人の場合は知らぬ間にそれを暗記する事が出来、良いと思います。
本書は歴史好きの方には物足りないと思います。
しかし著者が冒頭で語るように、初心者が歴史に興味を持つ一歩目としては最適な読み物、教材だと思いました。
続編も近々出るとの事ですので是非読んでみたいです。
墾田永年私財の法(武士除く)
★★★★★
教科書では駆け足で通り過ぎるだけの歴史の裏にはさまざまな語られないエピソードが溢れる。今じゃテレビでも大人気のそこらへんの話ですが、人気があるのは戦国時代や江戸時代に限られていますが、今回は鎌倉幕府らへんの話です。一生懸命、は元は、一所懸命、その所は所有する田畑のことです。とか、天皇の権威無しに多くの人をすべるのは不可能だったとか、そこらへんの話です。歴史が好きな人にはおもろー、もともと興味の無い人は近づいちゃダメです。