ベイ・エリアのダンス・ホール・クラッシャーズは元々スカ・バンドであり、ランシドのメンバーのティム・アームストロングとマット・フリーマンのサイド・プロジェクトとして結成されたが、このグループは何度かのメンバーチェンジを繰り返して、ランシドのメンバーなしのポップ・パンク・バンドへと変化した。ダンス・ホール・クラッシャーズのメジャー・レーベルでのデビューとなる『Lockjaw』はスタッカートのギターのリフと権力に対する絶え間ない不満が詰め込まれているが、すべてがとてつもなくキャッチーなメロディーのフックをもっている。グリーン・デイのように、不幸な歌詞と錯乱したようなハッピーな音楽が合わさり、不健全な社会の状況に対して、驚くほど健全な反応となっている。このアルバムでは、その反応が、ツイン・ヴォーカルのエリーゼ・ロジャースとカリーナ・デナイクのフレッシュな捻りと持続しているカリブのリズムによって与えられている。（Geoffrey Himes, Amazon.com）