体験談、歴史、意外に知られてない障害者の観念。
★★★★☆
実際の障害者で翻訳家の方が文章を起こしており、障害の体験談や歴史的観点、概念などが学べます。専門書というほどではありませんが、知らない人間が勉強するには、充分な内容だと思いました。
またイラストが一見コミカルでいながら相当の毒を含んでおり、障害者の差別・偏見・被害を受けた項目ともなると、相まってとてつもない迫力を奏しております。
一つの物事を学ぶ上で片方の観点だけから判断するのは危険だとも思いますが、少なくとも障害者の側から知ろうとするうえで、価値のある本ではないかと。