温故知新
★★★★★
プレイ終了致しました。
作品内容に関しましては他の方が既に良いものを書いてらっしゃるので割愛して、
別のアプローチからレビューしたいと思います。
本作の発売元のrail-softは老舗(?)メーカーのLiar-softの姉妹ブランドとの事ですが、
作品の世界観、雰囲気は蒼天のセレナリア等の「○○の〜」シリーズより前、
趣味に走ってた頃の…エフンエフン。…旧体制のライアー作品に非常に近いと思います。
ネタ的な意味で18禁というか25禁くらいな部分も多々あり、
ライターさんもそのあたりの世代を対象にしているような気がします。
文章も近代文学を意識したような文体で秀逸です。絵も世界観に合っていてgood。
豪華なサウンドノベルといった感じ。
昨今の演出過多のPCゲームはなんか疲れるしもういいや…
結局文章の稚拙さを演出で誤魔化してる事が多いし…
歳をとったのかな。
或いはPCゲーム業界がCG偏重の最近の映画業界と同じ状態に陥ってるのかも。
とまれ、シナリオ重視の方、今のライアーも悪くないけど昔のようなライアー作品がやりたい!
という方には特にお勧めです。
全てのユーザーに捧げるなんてクソ喰らえ
★★★★☆
万人向け?
普遍性?
そんなもん知ったこっちゃねぇ
1人でも認めてくれるならそれで万々歳
そう吐き捨てて、ふんぞり返る制作者が目に浮かぶ
ダメな人は5分持たず、はまった人は時を忘れて……
そんな作品です
全クリして初めて価値がでる作品
★★★★☆
船長クロが何かツボにハマり購入しました。 システム的には普通のADVですが独特の文章、セリフ回しなど最初は戸惑うが深く読み込める。ただ若干人を選ぶかも。 シナリオはひたすらダメな主人公と何でもありのボロ船「信天翁号」(アルバトロス)を舞台に、ぶっ壊れた連中とのクソったれな航海を描いたもの キャラは最初、船長、双子の航海士、謎の女客が攻略可能。 船長に惹かれて買いましたが個人的には双子が良かった。船長ルートはgoodもbadもなんだが締まらない内容。 双子はギャップというかとにかく変わります。一番(ある意味)清々しいエンドを迎える。 女客は普通の人に見えてやっぱり普通じゃなかった。ネタバレになるので書きませんが一番ファンタジー(?)な内容。 goodを迎えただけでは終わらない。このゲームは全員のbadを見たとき真のルートが解放される。ここでもう一人のヒロインが攻略可能になる。 といっても最初からキャッキャウフフな感じだけど。 そしてこの真のルートで全ての謎が明らかに! 全てが終わったとき「なる程な〜」と思わず言ってしまいました。 最初こそ癖がある内容で敬遠しがちですが最後までやってみれば満足すると思います。 ホントは星5つでもいいんですが船長のエンドが納得行かなかったので4つにしました。
クソったれ
★★★★★
安い酒でも浴びるように飲んでプレイするのがオススメです
いいじゃないですかバカが頑張っても
クズが幸せになろうとしても
なれませんけどね
それがどうしても面白いんですよねぇ
いざ出航!
★★★★☆
体験版をプレイしてから、発売を心待ちにしていました。
レイルソフトさんのゲームは初プレイで、もちろんV-Rシステムも初体験です。
文字サイズとか縦読み・横読み、はたまたキャラの位置など、好きに変えられるのはいいですね^^
まだクロと泪しか攻略してませんが、恐らく攻略可能ヒロインは4名(双子で1)。
ストーリーも各ヒロインごとに違うようですが、そのため独特な流れをもつテキストと雰囲気のあるBGMで、先に待ち受けるオカルトに冒険、様々な展開をワクワクしながらプレイできます。
何よりも文章が古風というか流暢な言い回しで、思わず口に出してみたくなる日本語を彷彿と(笑)。まぁ、これに関しては好みがあるかもですが…個人的には読んでいて全く飽きない文体です。(文章との相性が気になる方は公式に体験版がありますのでそちらでどうぞ!)
キャラクターデザインも良いですが、やっぱりキャラクターの個性というのは文章から生み出されるものなんだと強く実感しました。
男性も女性も、脇役に至るまで、とても魅力的なキャラクターが多いです。(それだけに男性キャラに声がないのが残念ですが…進めるうちにそれほど気にはならなくなる…かな?)
特に主人公の一本芯の通るダメさ加減は特筆ものです!
ご興味のある方は是非プレイしてみて下さい^^
蛇足ですが、総合的にすごく好きなタイプのライターさんでしたので1作・2作目も同時購入致しました(笑)
そちらもおいおいプレイしたいと思います(*'∀`*)