この手のゲームでキーとなるのはゲームに登場する車種だ。本作では、数よりも車一台一台の存在価値を求めて車種が選ばれている。ラインナップのキーワードとなっているのは、「伝統」「伝説」「血統」である。車は開発者やファンの思い入れを受けて進化し、それが伝説となり、今ある車へとつながっていく。それこそが「血統」であり、思い入れのつまった車こそが「伝説」を身にまとった名車となるのだ。
本作のポイントであるXbox Live対応により、リアルタイム「Online Battle」も実現。同時対戦人数は最大12人で、レース中のボイスコミュニケーションも可能となっている。シングルプレイモードも手抜きはなく、新コースの追加はもちろん、画面分割にて4人までの対戦を実現できる。そのほか、ステージクリアタイプの新ゲームモード「GATHERING MODE」も追加され、ゲームそのものが大幅にボリュームアップしている。(平井 信)
せっかく「ONLINE」と銘打った商品である以上、
たとえ発売から日が経っているとはいえ、この状況は辛い。
良いなぁと思ったのは車種が増えたところ。待望のバブルKスポーツ御三家が入ったり、よりマニアックなヒストリックカーが入ったりと、自動車ファンには嬉しい追加要素です。
LIVEモードはユーザーインタフェースが悪く、割と非難の声が参加してて多く聞かれました。12台対戦できるといっても、参加メンバーの回線速度に差があると、明らかにバグといった感じになって画面がばたついたりログアウト状態になる車が出たりします。これを解消したくて発売を2度も延ばしたフシがあるのに解消されていません。
しかし、6人プレイモードでのチーム戦はなかなか見るものがあります。二人一組になって、ドライバーは霧で全く視界がない中、ナビゲーター側は視界はバッチリなので音声ないしマークで走行指示を出していくモードや、チーム内のメンバーで1ラップごとリレーするレースは、今までに無い試みでXBOXらしさ炸裂で面白いです。でも残念なことに、ログインしてもあまりプレイヤーがいない場合が多いです。
ゴッサム2とどうしても比べてしまうのですが、やはりあちらには見劣りするというのが本音。でも、単体のソフトとしてはなかなかです。むしろ国産車中心の自動車ファンの人にはこちらがお勧めかも。車に思い入れがあって国産車派の方に。あと、仲間内でもいいので6人集めてチーム戦はドライブゲーマーを自負する方なら是非やってみるべきだと思います。