「ジャマイカの最先端リディム(バック・トラック)に日本人アーティストをフィーチャリングする」をコンセプトに立ち上がったレーベル“ROCK CITY”発のダンスホール・コンピレーション第2弾。ディスク1が日本編、ディスク2がジャマイカ編で、「GOOD TO GO」「BAD COMPANY」「MASTER PIECE」といった2003年のダンスホール・シーンを大いににぎわした人気リディム満載のゴキゲンな2枚組だ。
アーティストよりもリディムに重点を置いた方向性、日本アーティストと本場ジャマイカ・アーティストを対等な土俵で収録している点など、レーベルのスタンスを明確に指し示す硬派な仕上がりで、「日本のレゲエ・シーンもここまできたか」と思わす充実ぶりが頼もしい。MINMI、PUSHIMという人気女性シンガー同士の初共演トラックなど、話題性も抜群だ。 (木村ユタカ)