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★★★★☆
私のようにスペイン語諸国に14年いて、マドリード大学の博士課程をやり、観光庁長官試験合格・通訳案内士である者には、いまいちの本。
CDを聞いているとすぐ終わってしまい、ものたらない。内容も浅いように思う。吹き込みは、ネイティブスピーカーの素人さん。日本で出ているCDは、お手本にできないものが多い。アナウンサーか声優を使ってね。
アマゾンの書評は、評価者の学力・立場が明記されていないのは、まず使いものにならない。明記されていたら、いい本が低い評価でも納得できる場合もある。
西検は、一番下の級を受けた。単語の西文和訳に「ロンドン警視庁」が出た。これは、初心者には必要ない単語だ。解答もScotland Yardが正しいか、Policia Metropolitana de Londresのように、スペイン語の説明訳にするかが不明である。
日本の語学検定試験は、日本語の知識がいる。これでは正確な語学力は測定できない。Academiaの正会員が受験しても必ず落ちる
西検一級とは何であろうか。
TOEICに遅れをとった英検も一級と準一級は、日本語の知識がなくても合格できるように改められた。 DELEには、日本語の知識不要。西検も日本語ができなくても合格できるよう、試験方法を改めるべきである。
観光庁長官試験・通訳案内士も同じだ。二次試験の会話は、超遅い。あれでは、スペイン語の初級試験だ。 スペイン語の国家試験で合格点をとっても、あまり話せない人が多くいる。
私がスペイン語を話すと、日本人の試験官がビックリした。日本人離れした発音のためだ。 スペイン人の試験官は上品な夫人であったが、どこかで見たことがある。どこで会ったのだろう。
関係ないことを色々書いてしまった。最後まで読んでくれた人、ご苦労様。
以上、一級二級受験用の本の書評。