小さなおばけのアッチ。
レストランひばりのコックさんでもあるアッチは
ちょっと小太りの心優しいおばけです。

友達の双子のねずみ「チ」と「キ」のうち、
「キ」が風邪をひいてしまい、心配したアッチとチは
一緒にフルーツポンチを作ります。

アッチとお兄さん「チ」の優しさで、元気になった「キ」。
でも、兄弟の仲睦まじい様子を見ていたアッチは少し寂しそう。


「なんで僕には兄弟がいないんだろう・・」


そして、アッチは自分の弟を探す旅に出ます。


兄弟愛や仲間との友情が優しい視線で描かれています。
アッチの作るフルーツポンチも、作る途中で歌われる歌も
とても可愛らしくて面白い。


大人も楽しめ、子供も大のお気に入りです。
アッチのシリーズの中で、
「カレーライスはこわいぞ」とこの一冊は珠玉の出来だと思います。

アッチシリーズは全作読みましたが、このお話が一番泣けるのです。そして最後はホッコリとした気分になれますよ。ちょっぴり寂しい気分の時に読んでみてはいかがでしょうか。

弟オバケ達がめちゃくちゃ可愛い♪

小学生低学年の頃に読んだのを思い出して、読み返してみようかと探してみました。
四人の弟おばけ達がかわいくて、愛らしい挿絵を眺めているだけで心が温かくなります。
日頃の疲れをお子さんと共に、やわらかそうなアッチに癒されては如何でしょうか。

小１の長男が小さなおばけシリーズの大ファンです。
「この本のどこにそんな魅力があるんだろう？」と
思っていましたが、一緒に読んでみて納得！
ページを読み進めると、どんどんおばけのアッチの
世界に引き込まれていくのです。
お父さん、お母さん、一度一緒に読んでみてください。