難しいと噂の本
★★★★★
MRIの原理を基礎から臨床応用まで、原理を中心に、実にごまかしなく詳説しています。全編を通してQ&A形式に話が進みますが、順に読み進めることで、全体像が掴めるように工夫されています。また、所々に(おそらく著者が学生などから受けた)するどい質問も散りばめられており、学習の過程で沸き起こる疑問や、矛盾に感じられる点も明快に解決してくれます。
本書は、中上級者向けの原理中心の本ですので、初学者がいきなり読むには辛いでしょう。
初学者は@原理の超入門書『わかりやすいMRI・・・九分九厘保証付き』または『MRI made easy』(いずれもシェーリング社より無料配布)、A臨床で即戦力となる入門書『MRI自由自在』(メジカルビュー)の順にまず読むのがよいと思います。続いてB原理の初中級書『MRIの基本パワーテキストー基礎理論から高速撮像法まで』(MEDSI)を挟んで、Cこの本に至るのが効率よさそうです。 D中上級者向けで、臨床応用に強い本としては、『MRI応用自在』(メジカルビュー)があります。
あくまでQ&A!
★★★☆☆
この本に核磁気共鳴の基礎からの理解を期待するのは間違っている。あくまでQ&Aなので、用語の概念の解説は最小限もしくは欠如しており、最初の数ページで物理の素人は置いていかれてしまう。別に量子力学の基本を勉強した上でその概念を整理しつつ、応用に進むのに役立つ本である。間違っても入門書ではない。
基礎から
★★★★★
MRIの原理を記載している専門書は たくさんあるが
数式が使われていて実に難しい。この本はQ/A方式で
とてもわかりやすく説明してある。
また最新の技術解説もされていて医師、放射線技師、メーカーの
技術者へお薦めします