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1st to Die (The Women's Murder Club)

価格: ¥692
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Grand Central Publishing
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   ベストセラー作家ジェイムズ・パタースンの最新ミステリーは、サンフランシスコに住む4人のキャリアウーマンのグループ「ウィメンズ・マーダー・クラブ」が、新婚カップルをつけ狙って殺害しようとする連続殺人犯に挑む話だ。殺人課の警視リンゼイ・ボクサーのもとに、気が滅入るようなひどい情報が入ってくる。その情報を手がかりに、最近起きた関連事件の捜査にのり出した彼女は、3人の仲間に仕事面での協力を依頼するのだった。1人は市の監察医をしている親友、もう1人は野心家で人情家でもある新聞記者、そして最後の1人は地方検事補だ。異業種で働くこの4人による、世にも珍しい同盟の誕生だ。情報を出し合いながら、彼女たちが上司の命令などおかまいなしに活躍するテンポのよい展開、そして最後に待ち受けるぞっとするようなどんでん返し…。本書は、パタースンの持ち味がよく出た傑作ミステリーだ。

 「他人にされて一番いやなことは何だろう?」
   物語の冒頭で殺人鬼が物思いにふけるシーンだ。 「お前にそれができるか? そんな度胸があるのか?」
   その質問に答えるように、彼は常軌を逸した殺人の旅へと出発する。まずはノブ・ヒル・ホテルのブライダル・スイートからハネムーン先のナパ・バレーへ、そこからオハイオ州クリーブランドにある「ロックの殿堂」の披露宴会場へと不気味な移動が続く。標的の新婚カップルが人生最高の1日を過ごすのを見届けた彼は、自分を尾行している女たちにわざと正体をばらすような手がかりを残し、捕らえられ獄中に入る。しかし、彼女たちがようやく事件解決と思ったのもつかの間、殺人鬼は誰も考えつかないようなやり方で、4人めがけて血みどろの報復行為を開始するのだった。

   アレックス・クロス・シリーズの人気作家パタースンは、「ウィメンズ・マーダー・クラブ」の活躍が今後も続くことをほのめかしている。4人のヒロインたちの魅力をさらに引き出すことで、パターソンは読者に「ハイヒールを履きルージュをひいた探偵が最高」と言わしめ、新たなファンを獲得するにちがいない。