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ビッチェズ・ブリュー(レガシー・エディション)(DVD付)

価格: ¥6,510
カテゴリ: CD
ブランド: SMJ
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ここにレボリューションが記録されている。1969年に制作された『Bitches Brew』が与えた衝撃は今も残っている。 サウンド、制作方法、カバー、そしてLP2枚分の長さというすべてで、ジャズの演奏は一度きりだということを伝えているアルバムだ。 スタジオは3日間、怒り、混乱、そして活気に包まれ、音楽、歌詞、グルーブに感情を注いだ結果、この素晴らしいアルバムが生まれた。ここでのマイルス・デイビスは、ジャズとロックを融合させた音楽をただ演奏しているのではなく、即興やスタジオでの演奏について新しい方法を考えていた。このリイシュー盤の2枚組CD(実際にはオリジナルに1曲プラスされている。4枚組のComplete Bitches Brew boxはためらってしまうファンにとってはちょうどいい)では、音質が向上している。インストゥルメンタルが明るく新しく聴こえ、オリジナル盤の落ち着いたエネルギーがリフレッシュされたようだ。ジョー・ザヴィヌルと ベニー・モウピンも素晴らしい。ボーナス・トラックの『Feio』はウェイン・ショーターの作曲で、5ヵ月後に録音されたものだが、『Bitches Brew』の目玉であり、その後の彼のWeather Reportでの活躍を予見するものであった。これは十分に聴く価値がある。John F. Szwed
ファラオズ・ダンス!!! ★★★★★
ジョー・ザヴィヌルが下ごしらえした「ファラオズ・ダンス」のマイルス的表現には脱帽、この素晴らしさは凄まじいものがあります。

まずは、ザヴィヌル。
トレーン、キャノンボール、エヴァンス、ウィントンケリー、ガーランド、コブ、ショーター、ロン、トニー、デジョネット、キース、チック、バーツ、マクラフリン、アルフォスター...と、マイルスが才能を認めた多くのジャズメンたちが活躍したが、最も衝撃的な発掘はザヴィヌル、このアーティストの手腕を見抜いたことにつきると思っています。
これが帝王たる最大の感性かと思う次第。

そして、このアルバム『ビッチェズ・ブリュー』です。
他のアーティストに、『ビッチェズ・ブリュー』は作れません。
マイルスのネームバリューで売れたとお考えの方もいるようですが、ネームバリューに関係なく、『ビッチェズ・ブリュー』自体が素晴らしいのです。
「ファラオズ・ダンス」を提供したザヴィヌル自身でも、『ビッチェズ・ブリュー』の1曲目となる「ファラオズ・ダンス」は想像できなかっただろうし、もちろんアルバムとしての『ビッチェズ・ブリュー』も作り得なかった。

また、マイルスを『ジャズメン』と総括する方もおられる。
しかし、これも「否」です。
マイルスはJAZZもやってきた。ロック的なものもやった。しかし結局は、『マイルス・ミュージック』なるものを想像したと思っています。

さらに、マイルスの音楽を『エレクトリック・マイルス』と『アコースティック・マイルス』とにカテゴリ分けする方もいらっしゃる。
しかし、これも邪道です。
マイルスは、1日ごとに進化し続け、常に新しい音楽を探求してきました。
だからこそ、「自分が演ってきた過去の音楽を聴きたいヤツはレコードを聴け!」との名文句が出てきたのです。
『Kind of blue』の「So What」は、『Kind of blue』でしか聞けません。
その他アルバムで聴ける「So What」は、すべて異なる「So What」です。

常に『進化』してきた『マイルス・ミュージック』の1969年が、この『ビッチェズ・ブリュー』と考えています。
そして、このマイルスにしか作れなかった『ビッチェズ・ブリュー』は、例え「マイルス・デイビス」と切り離されても、凄いのです。
もう一丁、恐ろしいことが、1969年作『ビッチェズ・ブリュー』を超す音楽が、現在2010年においても現れていないという現実。

前置きが長くなりました(え?これが前置き?)。
本題に戻ります。
このアルバム、どの曲も聴き込むほどに最高なのですが、冒頭に戻ってやはり一曲目なのです。
「ファラオズ・ダンス」なのです。
左右から聞こえてくる2ドラムの刻みからして、何かが違う。
そしてドヨドヨとした流れになり、夢想の空間を創り出します。
盛り上がっては冷めていき...を繰り返して霧の中でペットが吠えてきます。
いくら聞いても何か良く分らない、これが素晴らしい。
元来音楽というものは理解する必要はないものと考えていますが、特に「ファラオズ・ダンス」は本当に良く分らない。
逆に、「ファラオズ・ダンス?あんなの簡単じゃん。理解できるよー」などという評論家はウソつきでしょう。
理解はできない。しかし音楽の神秘性が伝わってくる。確実に伝わってくる。目をつぶる。迷路に入っていく。そして曲が終わると同時に迷路から脱出する...。
こんな曲を誰が創れるのでしょう?

私は、現在手に入るマイルスのアルバム(ブートも含む)をほぼ全てを所有しており、「一日に5枚はJAZZを聴く」というノルマの中に、1枚は必ずマイルスを入れています。
『ビッチェズ・ブリュー』は初入手のあの感動から15年近く経ちますが、今でも半年に1回は聴いています。
いつ聞いても、神秘の世界に入ることができる。
しかし音楽として完成されている。

最強の愛聴盤です。
音が少し違う ★★★★★
最近リマスター盤やリリマスター盤、コンプリート盤、DVD付と手を替え品を換えリリースされているマイルスのビッチズブルー。本盤はCDが世に出回るようになってから比較的早い時代(1990年)に出たもの。いってみれば”古くさい”CDである。
ジャケットの上欄外には"Digitally Remastered Directly The From Original Analog Tapes"とあり、CDスリーブをめくると"Digital Master Prepared By Teo Macero"とある。オリジナルLPのプロデューサーである男の名を冠したこのCD今はもう廃盤のようであるが、音質が幾分というかかなり最新版と異なることに気がついた。
音に細工がされていないというかとてもレアな音触りなのである。それぞれの楽器の音がそのままに聴けるというか、レコーディングスタジオの片隅にいるような臨場感がある。大きな音で綺麗にミックスされた最新版は大音量できくと、どこか音に飲み込まれてしまうような埋没感がある。しかしながら、本盤ではこのビッグバンド?の音を一つ高いところから捉えていて全体像がみえる。
確かに各楽器の音は明確でないところもあるが、こっちの方がLPっぽい音で聴き易い。ゆったりと安らかなビッチズブルーというところである。
ロスト・クインテット、現る! ★★★★★
 もちろん、DVDについてのみのレビュー。ウエザー・リポートの『モントルー1976』並みの快挙と言っていい。このビデオについては海賊盤もあるし、『ワイト島』で出現が預言されていた。しかしこうして出されるとオフィシャルの有難味、素晴らしい画質・音質なのだから文句のつけようがない。海賊盤はそのままゴミ箱行きである。
 マイルスがスタジオとライブをはっきり分けて考えていたのは知られている通りなので、いってみれば本作は単なる別タイトルのカップリングに過ぎない。同じ曲でも全然位相の違う演奏である。しかし何よりも重要なのはいわゆる「ロスト・クインテット」の記録がまたひとつ増加したことである。『1969MILES』は凄い演奏だが明らかにクインテットとしては中庸な演奏であった。このビデオは爆発とまではいかないが相当密度の濃い、深入りした演奏である。ディジョネットの細かいシンバル・ワークが判ると、演奏はとてもしまってくる。チックのローズの音も時折輝いて聞こえる。そしてフロントの2人。唇の具合か少々荒々しいところもあるが、存分に吹きまくっている。いい!
 付言すれば、晩年に至るまでのマイルスのビデオと比べても、ここまでクリアで生々しいものはない。演奏そのものは既にエレクトリックな思想であってステージが変わってしまっているが、素の演奏として5人そのままの音が楽しめるという意味でも(ほとんどエフェクトなし)貴重なものだと言える。
 世界の遺産という堂々たる自信に満ちた本DVDは、もちろんリージョン・フリーである。観たことない人は円高にかこつけて即購入すべし、である。CDについては、今さら評価する必要なし。
DVD目当てでも十分楽しめます! ★★★★★
 これを買おうと思う方は、恐らく「ビッチズ・ブリュー コンプリートレコーディングス」などもお持ちだと思います。一歩譲っても、2枚組のCDかLPをお持ちでしょう。それでも3枚目のDVDだけでも見て損はありません。コペンハーゲンでの1969年11月4日のデンマークツアーの映像です。スタジオ録音の大人数のメンバーと異なり、チック・コリア、デイブ・ホランド、ジャック・デ・ジョネットのリズム隊にウェイン・ショーターとマイルスのみのわずか5人での演奏です。約70分の演奏は、これだけの少人数ですので、オリジナルのスタジオ録音を大きく編曲していますので、ほとんどフリーです。一応タイトルはついていますが、7曲が切れ間無く続くので、聴いているひとによっては、「今演奏している曲は何だろう?」と思うでしょう。しかし、これがインプロヴィゼイションの面白さです。マイルスも曲のヒントになるテーマを少し吹いたら、あとはインプロです。オリジナルにかなり近いのは、「サンクチュアリー」です。マイルスとショーターがユニゾンでテーマを吹く場面は、ショーターのサックスごしにマイルスの演奏が映し出され、単純に「格好いい!」と思います。最後の「イッツ・アバウト・ザッツ・タイム」は20分近い演奏の殆どがリズム隊のインプロです。オリジナルでは、トニー・ウィリアムスはリズム・マシーンに徹していたのに対してジャックはその片鱗も見せません。最後の4分でようやくマイルスがテーマを吹き始めるとリズム隊もオリジナルのような演奏になります。メンバーも非常に若い!何せ40年前ですから。CDも「スパニッシュ・キー」と「ジョン・マクラフリン」はこれまで未発表の演奏で、「・・・コンプリート・・」をお持ちでも買う意義はあります。ジャズを変えた名作品として、貴方も購入してみませんか?きっとその価値は高いですよ。
映像でもビッチェズ・ブリュー ★★★★★
DVD目当てで買った当方ですが、カッコいいその一言につきます。

1969年11月4日、コベンハーゲンでの未発表ライヴ映像と書かれています。
様々なアングルで映しだされる鮮明な映像、その場の空気が伝わってきそうな
メンバーが織り成す音の洪水に目も耳も釘付けとなってしまいました。

映像でもビッチェズ・ブリューを楽しむ事ができます。