実際に医療現場で指導されている自律訓練法や、交流パターン分析、行動療法の説明もわかりやすく、ストレスに強くなるトレーニングは自宅で自分でも出来るでしょう。
もちろん薬物療法に対する理解を深めるべく書かれた説明もわかりやすく、従来の誤解が解消されると思います。
また、巻末には全国の心療内科施設を持つ病院の一覧。
そして自律神経失調症にまつわる、医学用語の解説が載っています。
「自律神経失調症」という言葉でおおまかに括られている、!実は難解で複雑な病気を知ること。
そして、罹っている自分の辛さを認め、気付くことが克服への道なのだと、本書は説いています。
もし自律神経失調症ではない人が読んだとしても、自分探しの一冊として遜色ないと思います。