興味深いのは、1930~1960年代に活躍した人物であるにもかかわらず、未来派に対して嫌悪感を抱いており、美的要素より製造コストや製造工程の合理化を優先するくだりである。インダストリアルデザイナーを志す人にとっては必読書であることは間違いない。