第2章も劇場で観て「面白かった」の一言です。ゴゥレムやメカが手描き作画との事でこの作品に興味を持ったのですが今章で確実に私も各キャラに思い入れが出来て人物描写の深さも感じました。ライガットやゼスはもちろん他の登場人物にも息をのむ展開。1章では少しあったお色けシーンなどの余裕も無くどんどんとシリアスな展開がテンポよく続き物語の中身はかなり濃い印象。各キャラの設定もそれとなくセリフや間に回想シーンが入って説明くどく無い部分も見事です。

2章全体の3分の2位はゴゥレムの戦闘シーンにも驚きでした。約1時間に対して手描きメカシーンが多いので作画する方も戦いであった事と感じ、そのハイクオリティにメカ好きも満足するかと思います。デルフィングは高く跳んだりもしますが基本のゴゥレム戦は地上に足のついた戦闘も熱いです。またライガットが優秀なパイロットで無い事が更に緊張を私は感じました。

第1章を劇場で観る前も、まだ未読の原作コミックを読んでから劇場に行こうかどうか私は迷いましたが未読で臨みました。結果、新鮮さと予備知識が無くても作品が理解出来る内容で関心しました。2章のアニメ化は原作2〜3巻の途中まで。観た後も以降の巻を読みたくてウズウズしてますがやはり3章以降もアニメを観てから原作の巻を追って読もうと思ってます。アニメ化に際して前後の入れ替わりとか起きたらと少し気になりますが…。今の所、物語面は原作を映像で再現な雰囲気で原作既読の方は話の筋的に新鮮さが少し薄く感じるかもとも思いました。

映画パンフには第3章は今秋予定と告知ありです。その前までに2章までDVDも発売ですが劇場で観る映像も大迫力ですので私はお勧めします。あとパンフや公式HPでの原作者である吉永さんの「アニメの出来が微妙なら原作に問題があるのでしょう」の言葉にも感動しました。