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Sulk

価格: ¥1,514
カテゴリ: CD
ブランド: V2 Int'l
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   『Sulk』はアソシエイツらしさが最もよく出たラスト・アルバムだ。アソシエイツは、1980年代初頭のチャートを揺るがしたニュー・ポップ革命の中心部にいて、ポスト・パンク勢の味気ないモノトーンの音楽に対しスタイリッシュに反抗したのだった。『Sulk』のジャケットを見ると、シンガーのビリー・マッケンジーと、その音楽的片割れのアラン・ランキンが、しゃれた温室で横になり、人工的な青と緑の光を浴びている。ランキンの音楽もそれに劣らず「不自然」で、わざとらしい特徴をいくつも積み重ねていき、パンク、ファンク、グラム・ロックとのつながりを見えなくしてしまうのだ。一方、マッケンジーのヴォーカルは大げさなスタイルだが、マーク・アーモンドのようにこっけいなキャバレー調になることがない。それにしても、アソシエイツにはどこか暗く風変わりなところがあった。「Party Fears Two」と「Club Country」は、いわばヘアカット100の突然変異で、羽目を外しながらも疑念を払いきれないといった感じの曲。“カントリー・クラブでは大はしゃぎ/カントリー・クラブではいつもうんざり(Alive and kicking at the country club/we're always sickening at the country club)”。アソシエイツを突き動かしたもの、悩ませたものは、一体何だったのか。マッケンジーが1997年に自殺したことで、それはますます深いナゾに包まれてしまった。(David Stubbs, Amazon.co.uk)