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時をかける少女 通常版 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: アニプレックス
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オリジナルを見直そう ★★★☆☆
時代考証や背景、小道具など正確なところは感心しきりですが、
いかんせん、配役に難あり。

オリジナル「大林作品」のような情緒、映画音楽の素晴らしさ、
エンドロールまで見せる緻密さは、この作品には有りません。

仲さんは現代っ子らしくて素晴らしいが、1974年に飛んだ時の
振る舞いがもどかしく、懐かしさに浸ることが出来ませんでした。

「時をかける少女」のテーマソングも早々に使われたのは、
誠に残念です。

NHKの「タイムトラベラー」から、この作品まで、全ての
「時をかける少女」を拝見しましたが、改めて「大林作品」の
偉大さに感銘を受けました。

惜しむらくは「原田知世」が母役、「尾身としのり」が吾郎役で
出演してほしかったです。
〜時を間違えたのが、運命だった。〜 青春映画の大傑作。 ★★★★★
ジャケット画像は、主人公あかりを演じる仲里依紗が登場する
ファースト・シーン。笑顔で疾走・・・。

何とこれは「チャレンジ校の大学受験の合格発表を
見に行くところ」なのである。
普通「合格発表」は神妙に、緊張して見に行くものだと思う。

だが、この「合格発表へ笑顔で疾走」する、たった1シーンで、
あかりが、「これから起きる様々な苦難を、笑顔で乗り越えられる、
ネアカで健やかな女の子」である事を鮮やかに語っているのである。

この「タイムリープした70年代の舞台設定のリアルさ」は、何だろう。
映画少年涼太を演じる中尾明慶も、素朴で、優しく、質実剛健に
演じており、嘘くさくない。

ビデオのない時代。
「動く姿を記録する」には、8mm映画しかなかった。
筆者も高校3年の時に、涼太と全く同じ事をした事があるので、
ビシビシに感情移入した。笑
最早、仲里依紗以上に、「チャーミングに男子を振り回す女の子」を
自然体で演じられる女優は見当たらないのではないか。

「未来人」を演じた石丸幹二もイイ。
「どんな事があっても、未来を変えてはいけない」という厳しさと
「記憶を処分しようとして躊躇い、8mmフィルムをあかりのポッケ
 に、そっとしのばせる」暖かさを見事に融合させている。
たぶん「背筋がピンッ」としているからイイんだと思う。
(劇団四季出身。笑)
 
理科室での、石丸幹二や中尾明慶とのやりとりを経た「仲里依紗の
ある表情」を見た瞬間、もう我慢が出来なくなった。笑
でも、「ちょっと拭ったぐらいでは、到底、平静を装う事は無理だ」と、
自分でわかっていたので、頬伝う涙は、そのまま、ほおっておいた。

ラストの処理も、清々しくて、好感がもてる。

〜時を間違えたのが、運命だった。〜

青春映画の大傑作。
期待して観て下さい! ★★★★★
原田知世のファンで、当時リアルタイムで「時をかける少女」を観てたので気になって今回は仲里依紗バージョンをDVDで予約購入しました。
ハッキリ言って期待はしてませんでした。
まず原田知世バージョンは当時の棒読み&大根演技でもアイドルだったので許されてました。
ストーリーも同じような脚本で完全リメイクかと思いきや、全くの別物!
原田知世版で主人公を演じたキャラクターを今回は安田成美演じる母と仲里依紗演じるヒロインが分担してストーリーを構成してます。
そしてセリフ回しも目線も表情も、仲里依紗がこんなに演技が「できる」女優さんとは正直思ってませんでした。
大筋(ホントにおおまかに)は原作に沿ってますが、展開もラストシーンも違って凄く楽しめます。
特に後半は中尾明慶演じる涼太をめぐって切なく胸が苦しい展開。
ヒロインが現代に帰る日がやって来た時の仲里依紗の涙も胸を打ち、「どんなに残酷でも歴史を変えてはいけない」のシーンはめちゃくちゃ感情移入してしまいました。
まだ観てない方はレンタルではなく是非購入して繰り返し観て下さい。
自宅で観るならあまり関係ないかもしれないですが、車のナビで観る場合は小声のセリフが聞きとりにくいところや、効果音や音楽のボリュームが大きすぎるように感じる所があるので注意が必要。
最高です‥‥‥! ★☆☆☆☆
楽しめました、良かったです!
但し、鄭成美さんのキャスティング以外のはなし
胸が締め付けられたラスト数十分の展開 ★★★★★
お恥ずかしい話、宣伝文もロクに読まず、単純にもう大分以前に観た原田知世版「時をかける少女」のリメイクだとばかり思って本作を観たのですが、その期待は非常にいい意味で裏切られ、新たな作品世界を堪能することができました。また一作、青春映画の傑作が誕生したことを素直に寿ぎたいと思います。

本作の良さを語ることは即ちネタばれになってしまうおそれ大なので詳述は避けますが、仲里依紗嬢の闊達な演技そして過去と現在を自在に往還するヒネリの効いた脚本により、本作は「時かけ」の世界を見事に継承し発展させたものとして、永く記憶に残るものになると思います。(確かに、ラベンダー館の存在など原田知世版を観ていないと背景情報が抜け落ちた状態になり、すんなりとストーリーを理解できない(本作の世界に入っていけない)のは事実ですので、その意味では前作を観てから本作の世界に浸るのがベストかと思います。)

それにしても、最後のバス・ターミナルのシーンから自宅での上映会シーンまで、久し振りに胸を締め付けられるような思いを抱きつつ涙を流しました。青春時代に戻りたい、素直にそう思わせてくれた佳作でした。仲里依紗嬢の今後の活躍にも期待しています。