ありえそう
★★★☆☆
傍目には悲惨な目にあってるのに
「私は幸せなんだから!ほっといて!」という主人公がリアルです。
文章はしっかりしており、ストーリーも無理がなく
なぜ?という疑問にも答え、
ほっとさせてひとしずくの不安を落す終わり方。
本を読んだな〜〜〜という気分にさせてくれます。
導入部が上手い。
★★★★☆
彼氏を呼ぶために素敵なお部屋に奮発して引っ越しちゃおう!
恋する女の子で、貯金がちょっとあって、狭い部屋に住んでいれば、これくらいのこと
ふつうに思いつくところでしょう。
このお話も、そんな平凡な場面から始まります。しかしこの家には、ある
秘密が…! しかもなぜか友達も彼氏も足を運んでくれなくて、
だんだんひとりぼっちになってしまうヒロイン。彼女を見守っているのは
大家である老いた女性ただひとり…
その「秘密」のホラーな内容は、同じ作者の「漂流」なんかにも通じる
おどろおどろしい世界のものなんですが、続けて読むと(私は続けて読んだ)
ちょっとワンパターンかな、とも思います。
でも、映像を脳内で想像しながら読むと、分かってても十分怖い!
風の音が強い夜にひとりでしーんとした部屋で読むと特に怖さ倍増。
荒唐無稽
★★★★★
これもよくある
「引越先に幽霊」モノです。
そして面白いなあ。
さらさら読み進められるし、きちんと引越先の因縁も解明されるし。
その辺リアリティが無いといっては無いんだけど、(幽霊のリアリティって…)
物語としてはこっちの方が面白い。
希和ちゃんの会社での様子、食べ物の内容、家の間取りの描写なんかが凄く良かった!!(笑)
読み終えた後、
いい作家見つけたなあ!!と思いました。
怖くなかった
★★☆☆☆
最初の部分を読めば大体の流れが分かり
後半はそれに沿った展開が続く
あっと言わせる展開もなければ怖いと思うこともなく
平凡的な作品だった。
後でじわじわ、夢に見そう(セピア画面)
★★★☆☆
恋人との生活、そして彼との将来を夢見て、なけなしの全財産を投げ打って引っ越した新居で起こる惨劇。
恋する心の隙間につけこまれてしまう、主人公“希和”ちゃんの気持ちは、年頃の女子ならチクチク心に染みるハズです。
この物語の恐いところは、悲惨な目にあっている主人公がちっとも自分の惨状に気付いていないところ。どんどん深みにハマっていく主人公を自分の事、または自分の友達のことのように感じながら読み進んでいくので、気持ち悪さも倍増です。
ちょっと、漫画チックな展開に“んなアホな~”と思うところもあるかも…。しかし、読み終えた時、セピア色の映像とともに、身近にありそうな恐~い話として、記憶に留まること間違いありません。