下のレビューの方が書いているように、ホントに絵を描く事に「楽しそう〜〜！！」と感じさせてくれる本です。

そしてそれこそがこの本の意図する所なので、絵の参考書（？）のようにこう描いたらいい･･といった感じの教えみたいなのはあまり載っていなくて、
とにかくペンによる一発描きスケッチをオススメされています。

構図を考えたりキッチリ下書きして・・とかそういうのは置いておいて、
まず描きたい所からペンを走らせていって、そこから周りへと広げていく・・・それが描いた絵の構図になる。

自分自身、何かを描こうと思うと、まず構図は・・とか正確に下書きをして・・とか、もうそのプロセスを想像しただけでお腹いっぱいだったのですが、
永沢まことさんの本と出会って、絵を描くって楽しそう〜〜〜と純粋に思わせてもらえました（＾＾）

載っている絵も大胆なんだけど凄く魅力的！！

何でもそうだと思うのですが、楽しみながら始められるもの程、長く続くし上達も早いと思います。
いきなりペン描きは、「描きたい」っていう気持ちとそのままダイレクトに直結してサクッと始められるので、まず絵を描く事を楽しみたい・・・と思っている人にはとてもオススメな本ですよ！
特に絵を描くって、「自分には絵を描く才能はない」とか「ヘタだ・・」っていう思い込みが働きやすい分野だと思うので、そのフィルターを突破するにももってこいではないでしょうか！！

自分も絵はヘタだと思い込み続けてきたので、まさかそれを楽しいと感じるとは思いませんでした！この本にはホントに感謝です（＾▽＾）

美術書などに書かれている絵の描き方は、構図をしっかりとってから描くというものでした。
しかし、著者は、一点から描き広げた結果があなたの「構図」であるとしています。
実際、この考え方で描くと描くのがとても楽しくなります。
著者の描かれた作品（描く過程も含めて）が多くおさめられており、外国に旅行に行きたくなります。
また、本書の後半には、著者の描き方で絵を描くようになった18名のアマチュアの方の作品も載っています。
この人たちの絵も、結構上手で、その人たちの人生も垣間見ることができ、充実した内容になっています。