ストレスの入門書
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もはや一般的な語になったストレスという言葉.
しかし,日常用いられているストレスという言葉の意味をしっかりと把握している人はおそらくそんなに多くはないでしょう.
この本では,ストレスという言葉が生まれてきた背景から,研究者の紹介(キャノン,セリエ,パブロフ,フロイト,スキナーなど),さらにこれから先のストレス研究の方向性や,東洋医学と西洋医学の話まで幅広く,バランスよく解説されています.
専門的過ぎることもなく,教科書(入門書)的な扱いができる内容です.しかも各章ごとに引用文献や参考文献なども,しっかりと記載されていますので,さらに勉強を深めていく手がかりになります.
この内容でこの価格は損ではないと思います.
ストレスという概念を確実に知っておきたいのなら,絶好の入門書です.