ファンにはたまらない一冊
★★★★★
ベルギービールの歴史、種類・分類、飲み方、合わせる料理などを丁寧に解説してくれる。単なる紙の上の蘊蓄ではなくて、著者の田村氏に案内されながら、まるでベルギーの街を散歩しているかのような気分にさせられる。その描写が素晴らしい。巻末の図鑑では170銘柄強をカラー図版で紹介している。飲んだことがないものも多いので、ぜひ、完全制覇にチャレンジしてみたい。
コストパフォーマンスのよい本
★★★★★
ベルギービールの歴史的背景、各ビールの解説、ベルギーでのビール事情といった、
「ベルギービールに興味を持った人」がまず最初に知りたいと思うことを
丁寧に説明してくれている解説書。
新書なので視覚には全く訴えない本なんだろう、という心配は無用。
カラー写真のページが入っており、そこでビールやグラスが紹介されています。
必要な情報は詰まっているし、読んでいてためになるだけではなく楽しめました。
力作
★★★★★
前半はベルギービール概説。他の国のビールと歴史、工法、味などの点でどう違うか説明があり、著者の知識と情熱が伝わってくる。続いてベルギービールのカタログ的内容をカラー写真付きで紹介。酒屋へビールを買うときに持っていきたくなります。また、ベルギー内のパブの紹介もあり、こちらはベルギーへ旅行するときに重宝しそう。ビールそのものの話以外にも、ベルギーという国の歴史やなりたちも簡単に説明されており、ベルギーについてほとんど何も知らない私には役立った。例えば、ベルギー北部と南部の亀裂がどう産まれてたのか等々。折しもベルギーが無政府状態になっている時に本書を読んだこともあって印象的な一冊。
美味いベルギービールを飲むには
★★★★★
この本を読むにあたって、一言忠告したいことがある。
どんな銘柄でもいいから、必ずベルギービールを2・3本用意しておくことだ。なるべくならば、銘柄をすべてたがえたほうがいい。
外れたってかまわない。
なるほど、こういう味が自分にとっての外れなのだと、この本を読みながらその理由まで理解していけばよい。しかし、たいていの場合、通常以上に美味いビールが味わえるはずだ。
私はこの本を読み終えた後、ビールが冷蔵庫に無く、すでに深夜だったので、酷く辛い思いをしてしまった。
前半はベルギービールの全体概要、後半は個別の銘柄の写真つきの解説となっている。
ベルギービールのガイドブックといって過言ではないだろう。
ビール好きの座右の書に
★★★★★
前半は著者のベルギービールへの熱い思いが伝わるエッセイとでもいうべき趣。後半はベルギービール図鑑となっている。特に素晴らしいのが後半。ぼぼ全てのベルギービールを網羅したリスト。そのリストだけでアルコール度数とカテゴリーが一目瞭然。さらに代表的な約180銘柄についてはカラー写真と味わいなどのコラムがリンクしているという大変なスグレモノ。ビール好きのすべての人の座右の書としておすすめである。