Beautifully Human: Words & Sounds 2
価格: ¥1,391
ネオ・ソウルのアーティストが次々にライヴァルたちに対抗してアルバムを発表している間、ジル・スコットは彼女の作品をもっとトラディショナルな方法で創作していた。デビュー作「フー・イズ・ジル・スコット。ワーズ・アンド・サウンズ・ヴォリューム1」の4年後、スコットは『ビューティフリー・ヒューマン:ワーズ・アンド・サウンズ、Vol.2』を発表した。このアルバムは官能的でスピリチュアルで、誰もが恋をしたくなって、人生を楽しみ、人格を磨きたいと感じるような作品である。シングルになった「ゴールデン」は、そのいい例だろう。ダンスフロアにぴったりのミッドテンポのグルーブで、「ゴールデン」はそのタイトル通り、輝きを放ち、美しい歌詞が人生を謳歌する喜びを歌い上げる。「ペティション」は古いR&Bのバイブレーションがあるバラードで、初期のミニー・リパートンやチャカ・カーンを彷彿とさせる。「ベッダ・アット・ホーム」はかなりリラックスした曲。ジャズ、ソウル、古めのヒップ・ホップのブレークビートをミックスして、ジルは彼氏をただひたすらかっこいいと褒めちぎる。「ファミリー・リユニオン」や社会への関心を歌った「ラズール」もすばらしい。アルバムの欠点は、すぐに終わってしまうことかも。でも、リスナーがもっと聞きたいと思う方がずっといいだろう。スコットにとって、「人間として美しい」ってことは、人生がくれる輝きを探すこと、そしてそれはじっくり待つ価値があることなのだ(ラスホーン・ホール Amazon.com)