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瑠璃色のステンドグラス (光文社文庫)

価格: ¥576
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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次作の伏線 ★★★★☆
この作品は次の「暗黒のスタートライン」の伏線がたくさんひかれています。爽香を捨ててまで刈谷裕子と付き合い出した明男ですが、中丸教授の夫人の火遊び相手に見込まれ、危険な道に足を踏み入れ始め、刈谷裕子との間がぎくしゃくし始めます。次の作品を読む前に、必ず読んでほしいですね。

この作品はいつもみたいに、犯人探しをするようなかたちにはなっていません。この作品に登場する五十嵐誠は個人的には寒気がするくらい嫌いです。母親にすべて尻拭いをしてもらい、好き勝手に生きている大人になりきれてない人間です。

因果応報 ★★★★☆
爽香は大学4年生になりましたが、卒論や就職活動よりもバイトと妙な事件にかかりきりです。作家の五十嵐は妊娠した婚約者を一方的に捨て、かつて共に心中を図った女の妹に近づきます。何でも母親が上手くやってくれることに甘えて大人になり切れてないというのがどれだけみっともないかを見せつけられます。しっかりと成長している爽香と比べてだらしなさが際立ちます。当然の末路に胸がすく思いがします。価値があるということ、本当に強い人間とはどういうことなのかが伝わるような作品です。