ミステリー初心者でも 引き込まれます
★★★★☆
たまたま何かの書評で見つけて読んだ、ミステリー超初心者のため
この内容の豪華さや貴重さはあまりわからないのですが、
ただ単純に、ミステリーの面白さが一冊で感じることが出来る本です。
すべて、50周年にちなんで“50”をキーワードにした作品になっています。
どれも非常にうまく、さりげなく50が入り込んでいますが
ひとつの真相を知るための重要な役割を担っていて、作家さんたちの力を感じました。
印象に残っているのは「博打眼」、「未来の花」、「夏の光」です。
ヒヤっとしたり、一体どういうことなんだろう?と首をかしげたりしながらも、
最後にはホッとして、じんわり心に残るものがありました。
シリーズものになっている作品もあるようなので、ぜひ読んでみたいと思いました。
豪華キャストに素直に楽しめる
★★★★☆
ミステリ好きには、お馴染みの面々が多数登場するので、
「ドラえもんに現実の有名人が漫画になってゲスト出演した」
ような楽しさがありました。
最初の綾辻さんの作品が「なかなかいいなあ」と読後思うのに、
最後まで読むとすべて良いので、綾辻さんも「普通」になってしまう
という、質の高さがあったように思います。
ミステリはあんまり・・・ という人には、よい入門書。
きっとひっかかるキャラがみつかるのでは? と思います。
圧巻は唯一時代ものの宮部さんの「博打眼」。
狛犬さんもさることながら、方言の設定が妙で、
元気な女の子のキャラとで楽しく読める。
豪華な一冊。
★★★★☆
9編の短編全てが読み応えのある、
最初から最後まで楽しい一冊でした。
中でも好きな作品は2作。
道尾秀介さんの「夏の光」は、子どもが主人公ですが、
勇気をもらえる素敵なお話でした。
それから横山秀夫さんの「未来の花」。
ドラマにもなった「臨場」の主人公・倉石検死官が登場するお話です。
安楽椅子探偵ぶりが新鮮で面白かったです。
どの先生も誰もが知っている大御所中の大御所ですし、
全て書き下ろしという贅沢なものです。
安心してお薦めできる本と言えます。
歯ごたえあり
★★★★★
50という数字をどう使うか?
小説同士がしのぎを削る感じ。
一作ごとに系統も違うしパワーあるし、
私にとっては、一作読了ごとに息継ぎして、長く楽しむ本だった。