映画「オズの魔法使い」をすっかり気に入った息子に読んでやるのにちょうどよい本はないかずいぶん探して、見つけました。ゆっくり読むと１冊１時間くらいかかってしまう長さですが、息子は毎晩、読んでもらうのをとても楽しみにしています。字はまだちゃんと読めませんが、このごろはせりふを暗記しているようです。
　岸田衿子の日本語はさすがに読みやすく、挿絵も（母としてはオリジナルの絵とずいぶん雰囲気が違うので、正直、大満足ではないのですが…）書店で見た他の子ども向け「オズ…」が漫画的挿絵ばかりだったのを考えると、すべての頁に色彩の明るい力強い絵で展開するこの絵本は、幼稚園年長あたりからの読み聞かせ、あるいは低学年からの一人読みにオススメです。