ワイン哲学に触れましょう
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著者のヒュー・ジョンソン氏、ジャンシス・ロビンソン氏はワインに関わる人なら説明不要の二人。
余りにも詳しい地図に、ワインの世界地図を手に入れたような気分。
しかし、文章を読んで、二人がもはや「紹介」する人々ではないことに気づきます。
その国、その土地にある歴史的背景をしっかり把握したうえでの現状分析。その細かさ、正確さ、評価も決して独りよがりなものではありません。ワインを中心とした社会、地球の全体像を捉えていなければ、その地のワインの展望も語れないのです。
語っているのは、ワイン哲学です。
恐るべし。
初めは、広辞林か世界地図のように使ってみてください。
実際に飲んだり、その場所に行ってみたくなりますよ。
正に「王道」のガイドブックです。
地図で見る世界のワイン
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ワインの産地や概要が良く分かり使いやすいです。
以前は言語のものを使っていましたが
やはり日本語が分かりやすくて良いです。
地図で楽しむワインの産地
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ワインの世界で著名な評論家であるヒュー・ジョンソン氏の著書として有名ですが、この第5版からジャンシス・ロビンソン女史との共著になりました。日本語訳も出ていますが、私のように地図を見て楽しむのであれば、値段の点で原書をお薦めします。
フランスやイタリアなどの有名ワイン生産国については、詳しく出ていますが、日本については、たったの1ページだけで、その内容も、いささか不正確なのが残念です。
ワインの地図帳の決定版
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このワインはどこでできたのだろう?そういった疑問に答えてくれるのがこの本です。ワインは、言うまでもないことですが、ブドウでできており、そのブドウがどこで育ったか、がワインの性格や味を決めるのにとても重要である、とこの本の著者は考えます。カラーで見やすいこの本の地図で、どこでそのワインがつくられたのか、ブドウ畑がどこにあるのか、すぐに見つけることができます。畑が斜面にあるのか、平地なのか、地図には等高線も書かれており、地形の詳しい情報も得られます。フランスのAOCやイタリアのDOCといった原産地がどこからどこまでなのかもすぐにわかります。ロマネコンティの隣の畑は?といった疑問もすぐに解決でき、ワイン選びの参考にもなるでしょう。ワインのつくられる各国や各地域(!日本ものってます)の説明もわかりやすく、ワイン好きな人におすすめです。