教科書にしても良い本
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会社の図書館で同タイトルの本をたまたま見つけて、ぎょっとして立ち読みし、その内容のすばらしさに感動して、その日に読了した。今後も時々読みたいと思い、アマゾンで購入。タイトルからして、「自殺の種類」「青酸カリの効果」「練炭火鉢は、、」「首吊りは、、」というような、具体的な死に方のアドバイスを予想したが、内容は医学的で前向きな生き方の本。人間死ぬときは酸欠で脳が先に参っているため、苦しくない、むしろ、気持ちいい。癌になるのは、人生の整理をする時間が与えられるので、むしろ喜ぶべき。医者や看護婦は終末治療を病院で受けたがらない。何故ならば、、、、云々。人間、とことん体を使い切って、枯葉が落ちるように死ぬのが幸せ。どうせ死ぬのだから、自殺なんて馬鹿らしい、と。
どの年代にもお薦め
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医療管理学(医療と患者を結ぶパイプの学問)を研究する著者が行った“死ぬのが怖くなくなる”という授業。長年現場の最前線で働き様々なケースに直面した体験が紹介されている。LOL(人生の長さ)よりもQOL(人生の質)に重きを置く。医者は手術のプロであっても死を教えるプロではないと言い、未だ患者の死を「医者の敗北」と考える医者の多いのが現代の医療を問題点と説く。
患者の視点、その家族からの視点、医者の視点など様々から視点で生と死をテーマにした話が紹介されており、自分がどの年代で読んでも何かしら得られると感じた。
死について優れた考えをもらえた。
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死に方のコツ (小学館文庫)。これは優れものです。いままで、沢山の本を購入しましたが、これほど有意義な本はありませんでした。自分の将来へのロードマップをいただいた気分です。若い方にもお薦めします。ただし、続刊の[生き方のコツ]は駄作です。
私も死ぬのが怖くなくなりました。
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読みやすく、易しく書かれていますが、生と死についての深い考察に裏打ちされた、非常に内容の濃い本です。
一読目は、
「ふんふん、いいこと書いてあるなあ。
え?この本を読んで死ぬのが怖くなくなった人がたくさんいる?
それは言い過ぎだろう」と思いつつ読みましたが、
再読、三読と続けているうちに、私も死ぬのが怖くなくなりました。
分からないことは天に任せて、今ここを大切に生きて行こうと心から思えるようになりました。
死ぬまで生きる、ことの大切さを説いた本です。
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日本では「死」について日常的に語られなさすぎる、だから死が必要以上に怖がられている、という高柳先生。死は怖いものではなくて、産まれてくるのと同様に、自然な生命のいとなみで、怖がったまま死んでいくのではなく、死を受け入れ、後悔しない様に「死ぬまで生きること」が大切なんだと、論理的に説いていってくれます。お医者様がこういうんだから本当なんですよ。死は、怖くない!!年齢を問わず、読んだ後に人生観が変わってしまうような本です。