非常に為になります。
★★★★★
会社の人間関係がいやでいやでたまらない状態でした。
本当に八方ふさがりというか、どうしようもなかったのですが、
いろいろ考えて行動しているうちに、だんだんと本書のような考え方になっていきました。
もちろん、いろんな本も読みましたし、多分今後も読んでいくでしょう。
この本では他人の価値観を変えるのではなく、
他人の行動に負の反応をしてしまう自分の考え方を変えるという発想で
気持ちを楽にしていくという事を教えてくれます。
本書の書き方は、いろんなパターンを想定して、
ついついしてしまう間違った考え方に対して
(自分が悪い、自分は悲劇だ、気に入らない奴が居る等)
そうではなくてこう考えたらどう?
という考え方を持ち出して、
自分を不幸にしている思い込みの部分を優しく教えてくれます。
簡単に、さらっと読めますので是非一読してみてください。
保存版にしたい本
★★★★★
すごく参考になりました。人を批判すると自分が消耗するし、でも自分を責めても悲しいだけだけど、やっぱりイライラしてしまう、そういう八方ふさがりの気持ちをラクにしてくれます。問題が起きた時、どういう選択肢があるかがわかりやすく挙げられていて、どうしても気持ちを切り替えられないという無力感が収まり、「この中から選べばいいんだ」と思いました。つい、家に帰ってからも何時間も思い出し怒りをしてしまう自分にとって、「その人といない時まで、嫌な気持ちでいるのはソン」という考え方で、納得してからは随分ラクになりました。上の方も書いていましたが、説教臭くなく責められている感じがしないし、わかりやすく読みやすいと思います。
部屋が狭いし、本がたまる一方なので、あまり増やしたくないのですが、これは保存版にします。ただ書店で文庫本が出ているのを見て、そっちの方が良かった〜とか思ってしまいました。表紙もペンギンで明るい感じで気に入っています。
教科書的雰囲気の助言本
★★★☆☆
教科書的と評した理由は以下のとおりです。
1.理想論、方向性などは示されているが、それを実現する為の具体的な方法があまり
盛り込まれていない。
2.個人的な経験、教訓話の盛り込みが殆ど無い。なので、理想論に聞こえがちになる。
僕はこの本を読む方がいるなら、まず45「幸せになる考え方を身につけるために」を
読んでから1より読み始めると良いと思う。一番著者のイイタイコトがズバリ書いてある
からだ。自己啓発には魔法のような急成長はない。それを最初に提示した方が良いと思う。
(もちろん、それを最初に述べるとストロングスタイルになって、お手軽本じゃなくなる。
それを著者は嫌ったのかもしれないが)
自己成長には時間がかかる事を知る。そして反復練習を続ける事の大切さ、続けられるコツを
文章中で述べていたなら、星は確実に4つ以上になったと思う。
また、この本は自分の認知(考え方)さえ変えたら相当うまく行く、という全体の主張があり
ます。僕も論理療法畑なので、言わんとする事はわかる。だが、認知の修正だけでは限界が
ある。その辺は、『<自己発見>の心理学』国分康孝さんを読んでもらえると良いと思い
ます。
少し辛口になったけれど、書いてある内容・理論自体は秀逸です。
Very good
★★★☆☆
すぐにイライラしてしまう方や正義感の強くて間違った事が許せないと思う方に
にとてもいい本だと思います。
私はマナーの悪い人や、仕事を中途半端にする人などがいると腹が立つのですが、
この本では、さまざまな場面を想定し、こういう考えは○こういう考えは×と
マルバツで書いてあり、またその説明が書いてあるので、スムーズに受け入れられます。
自分の心を守るのは、自分の考え方次第だとつくづく思いました。
イヤな人に対して割り切れるようになる
★★★★★
私の職場にはイヤなひとが沢山いる。
国際機関なので、帰国子女やら外国育ちや外国帰りの日本人職員が多く、
普通の日本の会社のサラリーマンやOLさんたちで成り立っている環境よりも
うちの職場にいる人間はもっともっとやっかいな人たちです。
傲慢、自己中心、利己的、権利主張、実力主義で年功序列を重んじる気持ちも無く、
謙虚さ、遠慮の精神無し。 あっけに取られるほど自己中心的な後輩や同僚に、
普段穏やかな私は悶々と悩んできました。 手当たり次第にこの手の本を買い、
読みまくりましたが、それなりに慰めになり、一瞬心が軽くなる程度のものばかりでした。
ところが、この本田さんの「イヤなひと」は文が平易で読みやすい上、
簡潔で気持ちいいくらいシンプルに、「こう考えればいいじゃない?!」と
言ってくれるのです。 結局おしゃっている事は「なんだ、こんな簡単なことか」
とは思うのですが、それでも本田さんに言われると 「そうか、そうだよね、
相手にしなけりゃいいのね、人はひと、自分は自分と思えばいいだ」 と納得。
読みやすくて、くだくだ説得もされず、シンプルでとても良い本でした。