知らず知らずにマネジメントの勘どころを習得できる
★★★★☆
副題に「リーダーシップのノウハウが学べる物語」とある通り、駆け出しのマネージャーを主人公にしたストーリーを通じてマネジメントで大切なことがらを教えてくれます。
主人公の山村聡は40歳の会社員で、買収先の会社に本部長として出向を命ぜられました。いままでと違い、やる気のない社風の中、能力が低そうに見える部下を持つことになった主人公は、途方に暮れてしまいます。
やっとチームのメンバーが積極的になり、組織のムードが変わったことで業績が上向いてきたとき、予想もしなかった打撃が主人公を襲います。
業績改善のタイムリミットが迫るなか、苦しみながらも一歩ずつ問題を解決していく主人公。ビジネス観や人生観を高めていく主人公が出会ったのはどんな問題か。また、どうやって解決していくのか。
物語に感情移入しながら、知らず知らずにマネジメントの勘どころを習得できる工夫がほどこされています。