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金融大統合時代のリテール戦略―銀行・証券・生保・カードがひとつになる

価格: ¥2,160
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで確認
ちと古いね ★★☆☆☆
結論から言うと、90年代から00年代初頭にかけての
金融業界の出来事の整理であり、真新しさはない。
金融業界関係者であれば「今頃何言ってるの?」と
言うのが率直な感想。
15年前ならともかく、いまさら顧客のロイヤルティや
英国の事例紹介を出されても、誰に何を伝えたいのか
今ひとつ不透明。
ただし、金融業に関係を持たない方、学生(或いは
新入行員)が読むならば、金融ビックバン以降の出来事が
わかり易く整理されており、良書かもしれません。
「金融大統合時代の『銀行』リテール戦略」 ★★★☆☆
内容は、銀行経営者向け「金融大統合時代の『銀行』リテール戦略」だと思う。
金融業界でリテールシフトと寡占化の進行が進んできたことは著者の指摘のとおりである。様々な理由で欧米と背景の異なるために動きが遅れており、分割統治していた方が規制当局によって都合がよい日本でも、同じ統合の津波が起こるだろうことはおそらく間違いないし、リテール金融拠点として日本全国津々浦々にリアルチャネルがあるのは銀行だけ(ゆうちょは別)だから、金融商品の販売拠点が銀行になることも自然の流れといえる。全体論としては全く賛成できるし、やや銀行に肯定的過ぎる面はあるが、読めば頭が整理される。
しかしその先を語るにあたっては、日本の独自のリテール金融モデルの可能性についても議論して欲しかった。その部分が抜け落ちたまま、後半の「リテール戦略事例」という名の戦術論(特に店舗レイアウト)に飛んでしまったのはやや残念。
またその事例では、欧米=○(先進)、日本=×(後発)という論調で押し通しているが、日本のメガバンクや地方銀行、信用金庫も様々な工夫をしているのも事実だ。そちらも紹介していれば、よりバランスがとれて地に足のついた展開になったように思える。
いつも著者の筆の切れ味はナイフの如く鋭いのだが、リテール領域についてはまだ切り込む前のところで議論を展開しているように思える。次著に期待したい。
実態の分析はさすが ★★★★☆
現下の金融大統合の実態を、欧米の動きも参照しながら総合的に整理し、今後のリテール業務のコンセプト(ロイヤリティ)と戦略を提示する。
コンセプトについては、成程と思わせる分析がされているが、戦略が戦術の域を出ていないところが少し残念。
もっとも、どの金融機関も戦略の打ち出しができずに苦しんでいる訳であるが。