インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

家族力

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
山本作品に流れる力(エネルギー)の源流を知るエッセイ集! ★★★★☆
「借金を返す為に作家になった。」のコメントで話題になった、直木賞作家「山本一力」のエッセイ集。
氏の作品の中に流れる人間の優しさ、品格、力強さの、源流を知る事が出来る。
借金を返す為に作家を目指した男が公言を実行し「直木賞作家」として公の立場に立った時、
避けて通れない自分の過去を飾ることなく語った貴重なエッセイ集。
人生の失敗や挫折を人に語る事は大変な勇気と決意が必要だ。
山本氏は直木賞作家としてこれからの作家人生を生きる為にあえて「告白」を行い自分を支えてくれた人達への「感謝」を記した。
氏の作品によって力附けられている一力ファンにはぜひ読んで欲しい一冊!
いろいろ ★★★☆☆
これだけいろいろなことがあるから、時代小説がかけるのだろうか?波乱と言うよりも動乱な半生だと思う。こんなに体験が豊富なら、色々なキャラクターを生み出すことが納得できる。
ちょっと くどい かな ★★★☆☆
家族にいかに支えられて今の生活があるのか、ということに
とても感謝している山本氏の気持ちはわかります。今までの
告白(特に自分のふがいなかった部分)を二度、三度と
くり返されると、もういいですから・・・と思ってしまいました。
周りの皆さんの力は、すばらしいですね。これを家族力と
言うわけですが。

初の自伝的エッセーと書いてありましたが、私は
山本氏の時代小説の方が好きです。
表題エッセイに勇気、短編エッセイに痛快さを感じた ★★★★☆
「損料屋…」「あかね空」と読み、たった今この本を読み終えた。

内容:
・表題エッセイの書き下ろし
・過去誌面に掲載されたエッセイ

書き下ろしエッセイへの感想:
・恥を承知で過去の遍歴を書いた勇気を見習いたい
・失敗は繰り返したが、その経験を作家として活かしたのだから―少なくとも―もはやそれまでの失敗は失敗とは言えなくなったと考える

誌面エッセイへの感想:
・「ネット…」の痛快さが白眉。その後どんな話をしたのか、詮索は野暮か

著者の勇気と愛情を感じた ★★★★☆
 直木賞を受賞するほどの作家の告白的一冊。

 著者である山本氏は現在の幸せなご家庭を気づかれる前に、自らの軽率な言動で、著者自身すら苦しくなるような状況を作ってしまった。 そのときの苦しさ、切なさ、自分に対する情けなさ不甲斐なさを強くお感じになったのだろう。

 直木賞受賞したことにより、過去にご自身が苦しい思いをさせた方々へ、今の自分の想いや心の底からの詫びたい気持ちを伝えたかったのだろう。 また一方で、作家として成功を収めるまでの間、現在のご家族によって支えてもらったことや辛抱してくれたことへの感謝の気持ちを表したかったのだと思う。

 本書は、そんな著者の気持ちを伝えたいために書かれた、「私書」なのではないかと感じた。 世の中にあるのは、順風満帆な人生や偽りのない人生だけではない。 人を偽ってしまったことへの慙愧の念は、そうそう単純には払えないものではないか。 

 いかなるきっかけであったとしても、著者の勇気ある告白と家族への愛情は讃えられるべきことと思う。