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IFRSの経理入門

価格: ¥9,408
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中央経済社
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発展途上のIFRS ★★★☆☆
IFRSの位置づけ的なコメントは差し控える。
本書は確かに日本の会計基準の基礎知識が必要であるが、それにしてもIFRSの考え方の説明は尻切れトンボ的な部分が多く感じた。IFRS自体がまだまだ発展途上でこれからも見直しがなされる事が予想されるので、現時点での詳細な説明は入門としては不要な事は理解できるが、この部分はもう少し考慮して編集されていてもよいのではないでしょうか。読んでいてこれでおしまいと思う部分がある。
最後にIFRSの体系が表になっている部分は非常に役に立つ。
上場企業の経理実務者、管理者に推薦 ★★★★☆
IFRSの入門書としては最適な一冊。
近年、日本の会計基準は、IFRSとの段階的なコンバージェンスが進められているが、まだ重要な会計処理において相違が見られる。米国SECがIFRS全面受入れの姿勢を見せたことにより、日本だけが国際社会から取り残されないよう、米国に追随、1年遅れで、2012年に対応決定、2015年より適用の方向で動いている。
日本企業の連結財務諸表が完全IFRS適用か、それとも現在の日本基準を限りなくIRFSに近づけていくか定かではないが、いずれにしても制度上、上場企業はその対応を迫られる。
本書は項目毎に日本基準との比較、仕訳が記載されているため、IFRSの知識を有しない上場企業の経理実務者にとっては、その基礎を理解するための第一歩として有効。
また、昨年度より「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第18 号)により、在外子会社を有する上場企業は連結財務諸表作成時、連結に使用する在外子会社単体の財務諸表が親会社同様の日本基準で作成されていない場合、原則としてIFRSもしくはUSGAAPの財務諸表の作成が義務づけられている。その面でも在外子会社がIFRSで財務諸表を作成している場合、親会社としてその理解を深めるためにも有用であるといえる。

但し、簿記知識は勿論のこと、日本の財務諸表等規則、会計基準等にある程度精通していなければ、読む価値はありません。
次はIFRSか ★★★★★
 2009年2月現在、各書店の経理・財務の棚には"IFRSs"関連本が並ぶ。近い将来、必ずその導入が日本の各企業にも求められる事が必至な状況になってきたからである。既にこの基準で決算書を作成している日本の企業もあるようだ。
 筆者は、"IFRS"の前身といえる「国際会計基準」は、日本の企業が採用する可能性がないということから、熱は冷めてしまったと言っている。そこで、出てきたのがこの"IFRS"!。

 本書は、その"IFRSs"の解説本である。"IFRAS"は、本書では「イファース」と読むという全くの基本的なことから始まって、現行のJapanGAAPとの対比の形で、「取り巻く状況」「基礎の基礎」「通常取引」と解説が進むが、「特殊領域の会計処理」あたりから、けっこう難しくなる。「入門」となっているが、現在の日本の基準をまず理解しておかないと、IFRSどころではない。

 しかし、"IFRS"の世界をチラッと覗いてみるにはいい本である。「年金」「企業結合」「連結」「ストック・オプション」「セグメント」「廃止事業」等々の、日本基準でも理解が難しい論点について、その概要を日本基準との対比で解説している。

 これからは、貸借対照表ではなく「財政状態計算書」、損益計算書ではなく「包括利益計算書」なのだ。ちょっと前に出た企業会計基準委員会の「財務会計の概念フレームワーク」はその準備段階・プロローグのようなもので、こちらもこれからは必読書となってくる。

 あくまで概要の解説に止まっているため、各企業が導入するためにはより上級の解説書を読むことになるだろう。
そのための参考書が既に本屋の店頭を賑わせているが、経理・財務の人間はこれからなかなか大変なのだ。