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ゴッホ―燃え上がる色彩 (「知の再発見」双書)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創元社
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参考になります。 ★★★★☆
ゴッホの生涯を記述すると伴に、その時系列に合わせて描いた絵や住まい、関係した人々が詳しく書かれている。

とにかく、絵や場所がふんだんに掲載されているので、とても参考になります。
太陽を真正面から見つめた炎の画家への素敵な入門書 ★★★★★
強烈な色彩の絵、そして「芸術家」としての情熱とドラマに満ちた生涯で、人に鮮烈な印象と感動を今も与える画家ゴッホの絵画と人生を紹介するのが本書です。

他の「知の再発見」シリーズ所収のモネ、ルノワール、ピカソ同様に、本書では印刷写りの良好な代表作と重要作を年代順に鑑賞できます。日本語版序文の後にゴッホの有名なモチーフの1つ「自画像」を8枚鑑賞できます。この1連の自画像だけでもゴッホの絵の魅力を感じ取ることが可能です。本書には有名な傑作「ひまわり」シリーズ、「オーヴェールの教会」「ガシェ医師」「ローヌ湖畔の星空」「La Siesta」等が収められていますが、納得いかないのは名作「星月夜(Starry night)」が資料篇でモノクロという理不尽な(?)扱いで紹介されている事と、彼の愛した浮世絵の模写が1点しかない事です。もしかすると、それが本書の著者の国フランスでのゴッホの絵の捉え方かも知れないですが。

ゴッホといえば、彼の弟テオを忘れてはならないでしょう。本書の巻末の資料篇には、フィンセント(ゴッホ)と弟テオとの間に交わされた有名な書簡の一部がちゃんと収録されています。ゴッホ兄弟の書簡は書物としても刊行され、ゴッホの画集や伝記本には欠かせない資料です。ですが大抵の場合兄フィンセントの手紙が多く、テオの書いたものは読み物としての価値が薄いのか本書にも収録されていません。その代わり、有名な思想家バタイユとミルボー、オーリエ、そしてゴーガンという読み応えのある論評が収録されてます。

個人的にはもう少し絵の収録をして欲しかったところですが、ゴッホ初心者はもちろんファンの方にも十分ゴッホの魅力を堪能できる良書だと思います。