《良い点》
・条文ごとにランク付けされている
・コンパクトで持ち運びに便利
・余計な情報がなくスッキリしている
・ところどころに挿入されている図表もシンプルで分かり易い
・一般法人法、公益法人認定法もカバーされている
・元司法試験委員が監修しており、信頼できる

《悪い点》
・黒字一色で味気ない
・メモ欄が狭い

《総評》
個人的には満点です。
膨大な範囲の民法を復習するのに、基本書を読み返していたらとても時間がかかります。この本なら素早く知識の確認ができ、復習が楽になります。
LECの択一六法も見比べてみましたが、そちらは情報量が多い分ゴチャゴチャし過ぎて、私は受け付けませんでした。
悪い点も強いて挙げてみましたが、これらの点も私自身はさほど気になりません。
オススメです。

ただ、12月には改訂版が出るらしいので、急ぎでなければそちらを購入されたほうがよろしいと思います。

マニュアル的な本は（結局遠回りになるので）敬遠している私ですが、本書はツールとして
大変重宝しています。
とにかく、膨大な範囲の民法の条文・意義・判例を、とても要領よくまとめてあります。
持ち歩きに便利なコンパクトサイズですが、タイトルどおり、各種資格試験に必要な情報も
しっかり収まっています。特に、日ごろあまり勉強時間を割けない部分（親族・相続など）
については、本書を見返すだけでもだいぶ勉強になると思います。
各予備校からも択一六法は出ていますが、はっきりいって“何でも詰め込めばいい”という
感じで情報過多のように思います。択一六法なら個人的にはこれが一番お薦めです。