国内盤の方のレビューで「地味ながら名盤」と称されていた方がいましたが、まさにその言葉がふさわしいと思います。決して派手なところはありませんが、全体的にトータル感がありながら曲のつぶが揃っているという大変充実した内容になっています。国内盤はライブ音源がボーナストラックとして収録されていますが、アルバムとしての全体感を味わうという意味ではあえて輸入盤をおすすめします。安いですしね。
もちろん国内盤のボーナストラックであるライブ音源も悪くはありませんよ、

ギターが一人加わって、マーティンがヴォーカルに専念できたという趣旨のコメントをしていましたが、そのせいか前作のDevil in meのような曲は減っています。というかあまりブルーズしてません。聴けば分かりますが、1stにあった泥臭さは大分減退しています。そこがかなり残念でしたが、歌詞の深みは増していて、解散してからの空白の期間は無駄じゃなかったんだな、と思わせるものです。

前作のようなアルバムトータルでのちぐはぐさが減り、より洗練された22-20sとなっています。聴けば聴くほど味が出るという意味では1stと同等かそれ以上かと。全体を引っ張るものがギターからヴォーカルに変わっているので、前作のファンは初めは物足りないと感じるかもしれませんが。

個人的にはHeart On A String、Bitter Pills、Shake, Shiver And Moan、4th Floor、 Let It Goが白眉でした。Heart On A Stringの途中に挟まれるWhy Don't you do it for me?のリフにはにやりとせずにはいられません。

2004年の1stアルバムは大好きだった。ここ10年にデビューしたUKの新人の中では、
Arctic Monkeysなどに匹敵するポテンシャルを持っていたと思う。期待が大きかっただけに、
あっという間に解散してしまったのは残念だった。
だから今回の再結成は本当に嬉しい。1st程の緊張感が無いのは正直物足りないが、今回は
戻ってきてくれただけで十分。かつてのビリビリした感触を次作以降に期待して★を一つ追加。
なお、日本盤のみ収録のライブは特筆すべき名演という程でもないので、ちょっと気になる、
という程度の人なら驚く程安い輸入盤で問題無し。

約6年ぶりに新しいアルバムを出すというのは、どの様な気持ちなんだろうか?

恥ずかしながら、私はこのUKバンドは知らなかった。

彼らの充実した様子のジャケットが気になり手にしたのだが、非常にハートに響くアルバムだった。

1stでブレイクしたUKバンドは埋もれることが多いが、また這い上がって来たという力強さをこのアルバムから感じた。

安定感のある充実したアルバムだと思う。
特にM-5は一回は耳にした方がいい。

彼らの復活作。
これが新しい20s。
こらぁ…
間違いない。

フジも楽しみだなぁ…