<特徴>
その中での比較になるが、この本は意外なことに非常に網羅的でまずざっくり
全体を掴みたい人に合うと思う。なぜ網羅的ということを敢えて訴えているかと
いうと、最初「単に現場の人の話が載っている本」だと思って購入したからだ。
にもかかわらず「全体が理解できる本」と称している本より様々なこと(実態、
活動現場、NGOなどの組織について、etc)がこの本一冊で(私は)掴めたこと
に驚きうれしかった。さらに、この本のメインとなっている「活動の実際」も知る
ことができるので、これから始める人への契機付けにもなる。
<不満な点(★5つではない理由)>
プロローグ部分で予め触れられているが、複数の若い方も書かれているという
ことで、「あれ?」と思う部分もなくはない。前提に根拠の説明がなく、論理的な
説明に欠けている部分があった。
<最後に>
いずれにせよ、この本に興味を持っていただいたということは、少なからず
国際貢献に興味があるということだと思う。この本の料金 \2,500 は
「アジアの子どもたちの教育活動」に使われるそうだ。本の内容自体に
完全に満足できなかったとしても無駄にはならない。
購入をお薦めしたい。