情報の古さは否めないです。ロースクール修了後の司法試験合格率が
７０％とか書いてる時点で今ではほとんど役に立たない情報が目立ちます。
すぐに内容を更新すべきでしょう。
対してアメリカのロースクールについての記述は今でも役に立つと思います。

著者はコロンビア大学ロースクールに留学していたという。その見聞記が面白い。司法試験受験生も、司法試験合格後のエリート司法実務者の仕事ぶりを知っておいて損はないと思います。

現在、米国のロースクール（筆者が通ったコロンビアではありませんが、同じアイビー校）のLL.Mコースに通っている者です。
アメリカロースクールに関する記述に関しては、私も現在進行形で体験していますが、筆者の体験とほぼ同様の体験をしています。

アメリカロースクールの体験記は他にもありますが、この本は最新の体験記（2000～2001）になりますので、ロースクール留学を考えている方には参考になるのではないでしょうか。

これから出来る法科大学院について、わかりやすく書いている。
特に留学の話は面白い。でも大学の話がやや大学寄りというか、
独善的な部分もある。

でも全体的に非常に具体的でわかりやすく、しかも
こぼれ話が面白い。