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Lost in Space: Season 1 [DVD] [Import]

価格: ¥5,673
カテゴリ: DVD
ブランド: CBS Television
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   『宇宙家族ロビンソン』は、名作小説『スイスのロビンソン』のSFドラマ版として、1965年に誕生した。プロデューサーはアーウィン・アレン。後にパニック映画の巨匠となるアレンだが、当時は派手な子ども向けSF番組を連発していた。あるアメリカ人宇宙開拓者の一家が、ナゾの惑星に漂着する。それから物語は、徐々にバカバカしい(だけど、ちょっと笑える)お遊戯めいた展開になっていく。このボックス・セットは、第1シーズン全29エピソードを完全収録。当時はモノクロ撮影だが、最後のエピソードではカラー映像が目にまぶしい。これは残る2つのシーズンのけばけばしいビジュアルを予告するものだった。特典として収められたパイロット版エピソード「万事休す(No Place to Hide)」はぜいたくな作りで、シリーズ化決定への突破口を開いた。だが、劇中の意図せざるユーモアにテレビ局の重役たちが大ウケするのを見たアレンは、全編のトーンをコミカルなものに修正すべきとの決断を下す。
   「万事休す」にはアクション・シーンが多く、レギュラー・シリーズの最初の6エピソードにも流用されているほどだが、番組のトレードマークと言える要素がいくつか欠けている。たとえば、ジョニー・ウィリアムズ(後に映画『スター・ウォーズ』で有名になるジョン・ウィリアムズのこと)による覚えやすいテーマ音楽、陰謀好きのドクター・スミス(ジョナサン・ハリス)、彼と一緒にケンカや漫才を繰り広げるロボットのフライデーなどだ。シリーズの進展(あるいは後退?)に従って、ドクター・スミスは一家の抹殺を企む悪役から道化役へと変わっていく。彼の愚かさ、卑怯さ、強欲さのお陰で、番組がストーリーのネタに事欠くことはなかった。大抵のエピソードには、レギュラー陣と毛むくじゃらで動物のような唸り声をあげる異星人たちぐらいしか登場しない。しかし、ゲスト宇宙旅行者の顔ぶれはビックリしてしまうほど豪華だ。第6話「宇宙流転(Welcome Stranger)」にはウォーレン・オーツが、第20話「ロボット戦争(War of the Robots)」には映画『禁断の惑星』に登場した“ロビー・ザ・ロボット”が、第22話「挑戦(The Challenge)」にはまだ幼いカート・ラッセルが出演しているといった具合。当初は見知らぬ世界でのサバイバル物語だった『宇宙家族ロビンソン』だが、やがて童話や伝説や古い映画でおなじみの展開が目立つようになる。スミスは魔法の帽子を手に入れたり、巨人になったり、いけにえの王に選ばれたり、子どもたちを異星人の動物園送りにしたり、狼人間に怯えて悲鳴をあげたり、金運の良さに苦しめられたりと大活躍だ。(Kim Newman, Amazon.com)