「フォロワー個々人につぶやくが期待しない」
★★★☆☆
外食産業でのTwitterアカウントの使い方が分かる本です。
「フォロワー個々人につぶやくが期待しない」と簡単に書いているが、
費用対効果が求められる会社において、この心構えを持つことが
難しいことを認めつつも取り組むべきと強調しているのが印象的。
結果を気にせず始めてみる、というよりは、試してみる、程度の
気楽さが必要なのでしょう。
"豚組なう"合言葉化、Twitter上のアイデア会議で新メニューを作る等
成功した仕組み作りも豊富に紹介しているのもありがたい。
twitter集客本、これ一冊で打ち止めです
★★★★★
巷に溢れるtwitter本の数々ですが、
「独立店舗でtwitterを使って、お金は掛けられないけど、手間はかけて集客したい」人に、最後の一冊となる本。
店舗集客を目的とするなら、これ以外にtwitter運用の解説書は不要です。
twitterはフォロワー数が勝負!
twitterで宣伝をいっぱいしよう!
twitter割引をいっぱいすればいい!
と、殆どの店舗アカウントがtwitter運用の勘違いしている点を、ことごとく打ち破り、twitterを通して、正しいお客様とお店の有り様まで解説しています。
本当にお客様に喜んでもらいたい、と思っている貴方なら、これで理想のお客様とtwitterで出会えるでしょう。
圧倒的にお勧めです!
繁盛のひけつは「つながる力」
★★★★★
ツイッターを使いこなし、経営する「豚組(ぶたぐみ)」の繁盛に結び付けている中村社長が語る体験的ツイッター経営論。
飲食業に限らず、人とかかわる仕事、サービスに従事する人には有益な体験論です。
単なるHowToではなく、どのように客との結びつきを強くし、自分と店への関心を強くさせうるかという視点が一貫して語られている。
そのために無料で140文字制限のツイッターがいかに有益かを豊富な実例で示している。
ツイッターのガイド本としても面白い。
ツイッターでつながった人を、引き続き関心を持たせ続け、来店からリピーター、そして常連へと育てるためには、店側が客(対する相手)に関心をもつかも大事。
そのための実際の工夫を惜しげもなく公開している。
結局、店に足を運ばせることだけを目的としたクーポンや割引合戦とはまったくベクトルを異にする、ひとりひとりの客と積極的につながろうという中村氏の心が幾度も強調され、それが来店時のちょっとしたサービスやツイートとなっているのだと感じさせる。
凡庸な表現だが、接客業における「もてなしの心」こそ、繁盛の原点なのだと強く感じた本でした。