承久4年、安房の小湊に生まれた善日丸は仏門に入り、名を蓮長と改めて厳しい修行を重ねるが、禅や念仏では民衆の窮状を救えないと悩み、十数年の遍歴を経て法華経こそ釈迦の正しい教えを受け継ぐ教えと確信し、名を日蓮(萬屋錦之介)と改めて、鎌倉幕府の厳しい弾圧にもめげず、布教活動を続けていくが…。
大映社長時代に『日蓮と蒙古大襲来』を製作した永田雅一が、自社プロダクションで日蓮の波乱の生涯をリメイクしたスペクタクル時代劇大作。こちらは日蓮の激しい性格がさらに際立つ作りとなっており、萬屋錦之介の熱演もそれに輪をかけているかのようだ。両作品とも法華経の教えそのものが映画を観てもよくわからないのが不満ではあり、伝記映画と割り切って接した方がすっきりする。監督は松竹文芸映画の名匠・中村登で、これが遺作となった。蒙古襲来のシーンは『日蓮と蒙古大襲来』の特撮シーンを流用。もっとも優れているのは芥川也寸志の音楽で、彼の晩年の代表作といっても過言ではない、気合の入った重厚な出来となっている。(増當竜也)
情熱の日蓮に感激す。
★★★★★
釈迦、空海と買い求め最後がこの日蓮。三本の中で映画としては日蓮の情熱が見ている自分に乗移り涙してしまいましたので日蓮が最高でした。空海で平城天皇役の中村かつおさんが日蓮の一番弟子を演じられ、その演技力にも感動しました。日本仏教の改革者は法然上人だと思いますが、現実世界における即身成仏を説かれたのは、空海のあとは、この日蓮聖人ではないでしょうか。易行道としては、社会性を含む日蓮聖人がすばらしいと感じます。
日蓮の生涯を描く意欲作!
★★★★☆
鎌倉時代に活躍した日蓮の生涯を描く意欲作です。
萬屋錦之介が体当たりの演技で頑張ってました。
このての作品は少ないだけに希少価値があります。
全体的には時間が短すぎだと思いました。
全編、後編に分けて作成していたなら、もっとリアルだった
と思います。
何度見ても面白い
★★★★★
子供の頃に映画館で見たのですが、自分の手元に置いておきたい作品なので購入致しました。
日蓮の一般的な事は全て作品に紹介されていて、日蓮の概要はこの作品を見れば解ると思います。
日蓮に興味のある方にはお勧めします。
映画としても素晴らしく、日本映画の良さが味わえる一作品です。
輝く日蓮
★★★★★
長谷川一夫の日蓮と違って、こちらは日蓮の生い立ちから亡くなるまでを描いています。
萬屋錦之介演じる日蓮は、激しく感情を表に出し、情熱や思いを全身で表現しており、一夫とまた違った日蓮像を作り上げています。
ですが、弟子や彼を崇拝する人々に向ける暖かい眼差しと慈愛は、一夫も萬錦も変わらず、観ている私も熱くなるものがありました。
この作品の名場面と言えるのが、日蓮が処刑されそうになる時、彼が法華経を唱えると突然、超常現象が起こるシーンで、彼のアップで背後が神々しい光に包まれる場面。この場面を観た時「おいおい!錦ちゃん光っちゃったよォ!!」と思い、素晴らしい!と感じつつ、正直笑ってしまいました。 この画は本当にイイですよ!!
あの人がこの映画に・・・
★★★★★
~日蓮聖人はきっとこんな人だったんじゃないかなと思うほど、人間味ある日蓮を演じてる萬屋錦之介がピッタリとはまっている。他の出演者にも有名人が多く、あの人がこんな役を・・・と映画の内容以外でも楽しめます。
出演・・・田村高廣/岸田今日子/中村嘉葎雄/中村光輝/江原真二郎/松坂慶子/丹波哲郎/野際陽子/松本幸四郎/松方弘樹/田中邦枝/永島敏行・・・見て~~損のない映画です。~
こういう映画もあったのですね
★★★★★
宗派が違う人でも、1人の人間としての「日蓮」の生涯を描いてるので、宗教的なことを抜きにして、こういう生き方もあるんだと共鳴できるところがあると思います
日蓮
★★★★★
本日、商品の方無事到着しました。
とても迅速、丁寧な対応ありがとうございました。