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レーシング少女 (ポプラ文庫ピュアフル)

価格: ¥651
カテゴリ: 文庫
ブランド: ポプラ社
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青春だ! ★★★★★
表紙をとタイトルを見た祭にははっきりいって期待していませんでした。
ただ、バイクのりの自分としてはミニバイクレースを題材にしているなら
バイク業界の為にも買わないといけないと思って手にした一冊。
 本の虫の自分としてははっきり言ってなめてかかっていました。
主人公は熱い想いを持った、バイクのレースに掛ける女子高生レーサー
バイクのレースには男女の制限無くその中で、世界のトップカテゴリー
有名な4輪でいえばフォーミュラーワン、二輪ではMoto GPのレーサーを目指す、
努力型の女子高生が主人公、
4輪であればカートから順々にステップアップし、レーサーを目指すが
2輪では、ポケバイからミニバイクレース、125CCなどステップアップしていく中で
その努力の甲斐あり、関東では過去のGPレーサーにも比肩するほどの実績をあげている主人公
いよいよ今年チャンピオンになり認められれば、全日本選手権やその後が見えてくるという
千載一遇ともいえる好機のシーズン
その前に天才肌の美少女レーサーが現れて、という設定。
今迄、迷いもしなかった事が不安になり悩み苦しみそして……という話。

バイク乗りの自分としては主人公の環境自体非常に恵まれた環境であり、
それも理解して夢を目指す主人公に、また誰よりも速くなりたいという物凄く熱い
想いがものすごくリアリティーを持って描かれています。

是非、続編を読んでみたい。
惜しむらくは装丁とタイトルのみ、脱帽です。
ぜひ本田技研工業には版権を買って映画化をしてください。よろしくお願いします。
バイクをサーキットを愛する皆様、読みましょう!
青春の幕の内弁当 ★★★★☆
生きていれば誰にだってやってくる10代だが誰かと同じ10代を歩む人なんてひとりもいない。
私にも10代は来た、青い春などとは程遠い10代だったが・・・。
そのためか反発なのか青春小説というカテゴリーの本をよく手にする。この本もなにげなく手に取った一冊だった。はっきりいって読む前は著者の処女作であるしミニバイクレースという見慣れない題材だったため期待はあまりしていなかった。が、読んで見るとなかなか目が離せない。
タイトルにも書いたが『青春の幕の内弁当』なのである。つまりほしいものが適度にありくどすぎる事がなくバランスがいい。
青春小説にほしいものは人それぞれ違うと思うが私の好みに見事にヒットした。10代では体験したことのない初めての挫折、まだまだ自分の感情を表現できないもどかしさ、オレンジデイズ(甘酸っぱい恋愛の日々)、そして伝説へ・・・。
よくあるテーマといえばそうだが著者の文章力なのかこれが飽きさせない。
ミニバイクレースというあまり世間に浸透していない題材もややもすれば独りよがりになるがこれもそんなことはない。レースの臨場感、雰囲気、またミニバイクレースの概要がすんなり頭に入ってくる。ミニバイクレースという題材で購入をためらった人がいるとすればそれはいらない心配である。
いろいろ御託を並べたがなにが言いたいかというとこの本はおもしろい。

青春小説が好きな人もあまり読むことがない人の入門書としても買って損はない。

星を4にした理由は著者がもしこのレビューを見て満足してもらっては困るからだ。この著者「郁子匠」にはまだまだ書いてもらわねばならない。それにこの本の続きがあるとしたら著者の頭の中だけにあるのはずるい。