任天堂の誇る「ゼルダの伝説」シリーズの初作で、ディスクシステムの発売にあわせて開発されたアクションRPG。謎解きのアドベンチャ ー要素も色濃く含まれた作品で、ファミリーコンピュータが誕生した当時のファミコンソフトをゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売する、「ファミコンミニ」シリーズのナンバリング5となる。
プレイヤーは主人公のリンクとなってトライフォースという神秘の力を利用し、ハイラルという世界の征服を企てる魔王ガノンを退治、とらわれのゼルダ姫を救出するというのが目的となる。フィールド各所にダンジョンが設置されており、そこで新しいアイテムや武器を手に入れることで主人公の行動能力を上げていくとともに、最深地に潜むボスモンスターを倒すことでトライフォースのかけらを入手していく。
入手できるものは武器に使えるばかりでなく、フィールドやダンジョンのトラップを解除するために必要なものもあるのが特徴で、敵を倒すだけでなく、トラップを解除する、隠された謎を解くといった頭を使ったプレイを楽しめるのがシリーズを通しての特徴だ。(田村 雅)
よし
★★★★★
DSLIteでやっているのですが
操作性抜群
手の障害がある僕でも
動かしやすかったです。
さいしょ250ルビーで蒼指輪を買うてからすると
むっちゃらくですよ。
ゼルダの礎を作った秀作
★★★★★
これができたのは今から20年以上前。なのにこれが主人公とガノンとの最後の戦いという公式設定。普通ならえっ!?、と思ってしまいますよね。つまりこの作品がそう設定できるくらい自信の持てる作品である、ということでしょう。
今作の特徴はとにかく人がいない。いても洞窟の中やダンジョンの変な場所にひっそりと暮らす者ばかりでかなり孤独な冒険になります。しかしそこが物思わしげに想像を掻き立てる。
人がいないということはヒントをくれる者もロクにいません。なのに「絶対わからねーだろ(笑)」と思ってしまうような隠し扉の数々。
更にこのゲームがヌルいと思う者には裏ゼルダなるハイレベルモードが用意されています。情けない話、僕はこれが難しすぎて攻略サイトのリンクを踏んでしまいました。
FCのソフトは星の数ほどあるけれど、その中でも5本の指に入る作品。確かにチープなグラフィック、画像一枚に抜かれかねないディスクの容量ですが、十分最終章に値する難易度、クオリティを持っています。
シリーズ中始祖にして、かつ至高の作品
★★★★★
当時ファミコンディスクシステムのキラーソフトとして、
"謎のムラサメ城"と共にリリースされた元祖ゼルダ。
昨今のハイスペックなゲームに味をしめた今でさえ、このゲームの持つ底知れぬポテンシャルと迫力は圧倒的だ。
現在から見れば、このゲームのグラフィック、音楽そのものは、当然技術的には昨今のゲームと比較にならないほどシンプルでかつ質的に劣るのは明らかなのに、
そのむき出しのメロディーラインの美しさ、
なぞを解いたときのなんともいえない神秘的な効果音、
想像力と冒険心を強烈にかきたてるフィールドのデザイン、ダンジョンの暗く冷たい質感、などのグラフィックが先の超良質な音楽と融合してなんともいえない極上の雰囲気を醸し出していた。
当時ガキだった私は、暗くなっても友人と3人でひたすらむさぼるように何時間も夢中でプレイしていた。
これまでチョイスしてプレイしてきた次世代プラットホームのゼルダたちと比較しても、一体ゲームの進化とはなんなんだろうかと不思議に思うぐらい、初代ゼルダは全く色褪せることなくより存在感を増していく。
私にとっては過去のものにできない、いまだ現在進行形のゲームです。
任天堂における謎解きアドベンチャーの金字塔
★★★★★
今からおよそ23年前に発売された、ディスクシステムの最初のソフトが「ゼルダの伝説」。
当時スーパーマリオブラザーズのようなアクションゲームが大反響を呼んでいましたが、
そんな中登場した異色の謎解きアドベンチャーに、多くのプレイヤーが夢中になったものでした。
本作品は、その復刻版。
GBA 〜 ニンテンドーDS Liteまでの媒体でプレイ可能です。
現代のゲームソフトに比べて操作は単純明快なれど、それゆえ落ち着いて楽しめます。
ある程度「命の器」を持っていないと取れないアイテムがあったり、
「ロウソクで樹を焼き払う」「岩を押す」などで隠し階段が見つかったりなど、
【試しになんでもやってみよう】要素が強い印象です。
こういう気持ちは子供にも感じておいて頂きたいところですが
ファミリー・コンピュータの名のもとに、当時のゲームソフトは家族のことを考えたマルチな魅力がありました。
ゲームのクオリティに関しては、当時は非常に良いものでした。
現代っ子でも、不便さは感じるかも知れませんがそれほど違和感なくプレイできるでしょう。
ただ隠し階段や隠しアイテム、ラストダンジョンの迷路などは攻略法がないと厳しいかも。
手詰まりになった際はネットで調べるなりして楽しんで下さい。
この時代、ゲームは遊ぶというより挑戦するものだった
★★★★★
当時ファミコン本体を買ってもらって、2,3本目に買ったソフトだったと思う
まず、
何の説明もなしにいきなりフィールドから始まる。今の時代から見たら信じられない設定である(一応説明書には申し訳程度にストーリーが書いてある)。
だがそれがいい。
説明がないのは始めのストーリーだけじゃない。
どこに行けとも言われない。とにかくフィールドを駆け回り手探りで次の場所を探さねばならない。
つまり、自分で見つけろということである。
そして、
ゼルダ定番の謎解きだが、ほぼノーヒントである。というのも人という人がいないからだ。
つまり、自分で考えろということである。
しかし、
この作品で既にゼルダの伝説シリーズの要素は完成してるといっていい。
それだけゲーム性としての要素は全て揃えている
ただ違うのはタイトルで述べたとおり、
遊ぶというより挑戦という感覚のゼルダということだ。
この時代、ゲーム製作者は消費者様にクリアまでのレールを楽しんでもらうというよりは、
果たして君はクリアまで辿りつけるか?というスタンスでつくっているのが感じられる。
といっても、
難しすぎるほどではなく、たけしの挑戦状のようなふざけた難易度ではないので安心。
ゼルダのゲームシステムで「自らの力でクリアする」というファミコン時代のゲームらしさを感じられる良作といっていいだろう。
なるべく攻略を調べないで自力で進めていってほしい。