Music for Two (Bonus Dvd)
価格: ¥1,245
On Music for Two, banjo wizard Béla Fleck and stand-up bass maestro Edgar Meyer effortlessly sail through a challenging program that includes compositions by Bach, a sonata by Henry Eccles, a Miles Davis tune, and a number of self-composed finger twisters. The amazing thing about this varied selection is not its eclecticism--which is only to be expected with these two--but that it all blends together so seamlessly. Fleck's jazz-tinged compositions (like "The Lake Effect") and Meyer's bluegrass-inspired tunes (like "Wishful Thinking") sit so comfortably next to Bach's baroque jewels and Davis's cool jazz that it makes you question the entire of concept of musical classification. (In fact, the Bach preludes, inventions, and partitas translate so well to the banjo/bass arrangements, you have to wonder if old JSB might not have had a bit of bluegrass in his soul.) Music for Two was recorded live at a series of 2001 concerts, where Fleck and Meyer proved conclusively that the banjo and the bass were capable of remarkable subtlety and not just twang and boom. --Michael John Simmons
天才バンジョー奏者が到達した新たな地平
★★★★★
天才バンジョー奏者ベラ・フレックと、クラシックとブルーグラスの世界を行き来するコントラバス奏者エドガー・メイヤー二人によるライヴ作品。
ベラ・フレックは現在のブルーグラス界で最も優れたバンジョー弾きの一人であり、アール・スクラッグス、チック・コリア、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン、オールマン・ブラザーズ、アレサ・フランクリン、ザ・バーズ、リトル・フィート等に影響を受けたことからわかるとおり、トラディショナルなブルーグラスの枠にはまりきらない多様な音楽を奏でることで、バンジョーの万能性を証明し続けている。近年は新たに超絶的なクラシックの演奏を体得しており、その成果がクラシック音楽界でも名を馳せるメイヤーとの共演に表れている。
このライヴ盤ではバッハの曲を4曲演奏している。私のような楽器に触れたことのない者には簡単に弾いているように聞こえるが、バンジョーでの演奏は大きな制約があり並大抵のことではできないという。つまり、超絶技巧をそう聞かせないことが、ベラがいかにバンジョーを究めているかの証左となっているのである。他の楽曲も、達人二人の技と技がぶつかりあう真剣勝負に、ブルーグラス・ファンでなくとも思わず聞き入ってしまうことは間違いない。また、ベラの神業が拝めるおまけDVDは、楽器演奏者には涙もののお宝映像である。もちろん、楽器を演奏しない人も凄まじい指の動きに驚かされることだろう。
21世紀のブルーグラスの到達点である本作は、ブルーグラスのファンは既に聞いていることと思うが、プログレ・メタルなど超絶技巧好きな諸兄が新しい音楽に触れるきっかけとしても悪くない作品だと思う。
評価/100点中85点
上品に仕上がっています。
★★★★★
このCDはこの2ヶ月ほど、新宿の某CDショップのBlueGrassのお勧めコーナーで取り上げられており、そこで試聴できます。ただし今もできるかは定かではありません。バンジョーとコントラバスのDuoのCDです。BlueGrass系のミュージシャンがJ.S.Bachなどを取り上げるのはちょっと珍しいかもしれませんが、バンジョーがあたかもクラビコードのような響きでちょっと気に入っています。平均律クラヴィア曲集1巻のプレリュード2番などを取り上げていますが、前半のアルペジオで進行する部分はともかく、後半のトッカータ風の部分は鍵盤楽器でなくてはやはり苦しいのでは、、と、思いきや。ちゃんとバンジョーでやっているのですね!そのフレーズでバンジョーの音域を外れる2音のみコントラバスでやっているところは初めて聴いたときは思わず拍手してしまった!