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流離 吉原裏同心 (光文社文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:佐伯泰英/著 出版社名:光文社 シリーズ名:光文社文庫 吉原裏同心 発行年月:2003年03月 関連キーワード:リユウリ トウボウ コウブンシヤ ブンコ ヨシワラ ウラドウシン りゆうり とうぼう こうぶんしや ぶんこ よしわら うらどうしん、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271 安永五年、豊後岡藩の馬廻役神守幹次郎は、納戸頭の妻汀女と逐電した。幼馴染みの二人は追っ手を避け、当てのない流浪の旅を続ける。やがて江戸に出た幹次郎は、吉原遊廓・四郎兵衛会所の名主に剣の腕を買われ、用心棒となった。ある日、彼は遊女が読んだ俳句から吉原炎上を企む無頼集団を突き止める。その裏には、心中事件に纏わる悲劇が!?長編時代小説の力作。
2番目に手にとった佐伯作品シリーズ ★★★★★
「居眠り磐音」シリーズ既刊を全て読み終え、別なシリーズを読もうと
ガイド本から選んだのがこの「吉原裏同心」シリーズでした。
時代背景が連続しており、また同一人物も出てきて安心感があったので。
3冊目まで読み終えましたが、本当に読んで良かったと思える
シリーズに出会えました。
戦いの場面も緊迫感ありますが、主人公夫婦の情愛の深さ・細やかさや、
吉原の女郎・花魁たちの切なさが胸にしみます。
また、貧しい市井の暮らしから、きらびやかなな吉原の太夫の世界まで、
細部にわたり描かれていて対比が見事です。
「居眠り磐音」の初期のほうがお好きな方には特にお勧めです。
男女の情愛をとるか撃剣をとるか ★★★★☆
またまた面白い時代劇作家を知ってしまいました。
それと面白い作品が、シリーズ物であってくれるのも嬉しい。
登場人物(群)と一緒に成長する、あるいは人生を送れる気がするから。
典型的なのが、池波正太郎の「剣客商売」のシリーズです。

本作品は、これから続く「吉原裏同心」の第一作と言う事で、やはり今後このシリーズを読み進めるには押さえておかなくてはならいものでしょう。

ストーリ的には、前半の敵討ち(正確には妻をとられた相手に対しては「敵」と言うのはおかしいけど)に追われ、逃げる緊張感のところが好きだなぁ。
後半、これもこの敵討ちと狙って来る者たちとの関係で、ひょんな事で吉原に裏同心として落ち着きを見せてからは、ちょっと「生活」が鼻に付く気がしないでもない。
しかし、そこはよくしたもので、そうしてちょっと安寧を得た二人に落ち着きが見えるころには、ちゃんと敵の放つ刺客が。。。

剣劇シーンなかなかの迫力です。
一方、敵と狙うもと夫とその刺客から逃げる二人の情愛は、何というかよく言うとピュア、でもどっかじれったいような所もある。
ま、第一作と言う事で多少これからを考えた登場人物紹介、背景紹介と言う、導入に位置づけられるからか。ちょっと、(特に)後半微妙にストーリが停滞する気がした。
多分、今後いよいよ本編となって、吉原裏同心らしい活躍が見られるのだろう。

ともかく、また新しいタイプの時代劇で、嬉しい発見。
このシリーズを読む為の前提です。 ★★★★★
吉原裏同心シリーズの主人公の神守幹次郎と妻の汀女が、どのような事情で、吉原という特殊な世界に身を置いたかを描いたシリーズ1作目です。
ここで語られる愛の逃避行(妻仇討の追われる方)と、その果てに吉原に安息の地を得るまでの一連の物語を読むと読まないでは、後のシリーズを読んだ時の感情移入の仕方がまったく違います。
このシリーズの最大の魅力は、所々にちりばめられた夫婦の情愛にあふれた会話の味わいにあります。
この流離を読み、間をおかずに、二作目、三作目と読む進めると、何気ない普段の描写にも暖かいものを感じることができて、迫力のある殺陣シーンとのメリハリに、他にない楽しみを見出すことができると思います。