いままで販売などの経験が無くて、1から独立した小さな店を持ちたい、と思っている人にとって著者の本は最低でも1冊は読んでみて損は無いと思うのですが、あまり鵜呑みにしないほうが無難だと思います。著者の出店スタンスは主にミッシーでしかも接客重視であり、雑貨など単価の低いものや接客より数を売ることを重視、と言う人にとってどのあたりまで参考になるのか、少なくとも自分自身にとってはあまり役に立つ部分はありませんでした。なによりも著者の老婆心的な主婦感覚と言うか、そういうテイストが節々で書かれているのがとても鼻に付き、この本を買った当初は著者の他の本も是非読もうと思っていたのですが、その興味もうせてしまいました。