子供には不向きかもしれませんが
★★★☆☆
子供の頃、練習が嫌でバイエルの進みもかなり遅く、
ツェルニー全般をほとんどスルーしてしまっていました。
「なんだこの曲・・・」っと思ったのと
譜読みが嫌いだったからです。
でも、最近になって譜読みにあまり苦労しなくなり、
弾いてみて、他の曲集などをを弾くに当たって必要な事がけっこう
盛り込まれて居ることに気づきました。
お手本のレコードすら知らなかったので遅々として進みませんでしたが
最近はダウンロードも簡単に出来るので
聞きながらあれ?このリズム左右合わないな。。。と疑問に思ったところも
独学でもサポートされます。
つまんないつまんないと思っていたわりには
弾いてみると、この曲いいなぁ、とか
この曲のここの小節の和音がきもちいい!とか思ったりとかよくあります。
確かに後半につれて難しくはなると思いますが
努力することによって譜読みは更に安易になると思います。
先生について練習なさってる方ははしょってもらって
「この辺やるといいと思う」と言われたものを弾いてみるといいかもしれません。
きっとソナタや上級レベルの演奏に役に立つと思いました。
あまりおすすめできない曲集です。
★★★☆☆
初級練習曲(ブルグミュラー25など)とツェルニー30番程度の練習曲集との間をつなぐレベルの曲集はなかなか良いものがありません。この曲集もあまり良くないのです。最初はバイエル程度の簡単な課題なのですが中盤以降で急速に難度が上がり、最終的にはツェルニー40番程度になってしまいます。そのためブルグ25とツェルニー30のつなぎとするためには、前半と後半を大幅にカットすることになります。
また、曲の出来そのものがあまり良くありません。あまりにも無味乾燥なんですね。ブルグ25では1曲ごと愛らしいタイトルが付いていますので興味を持って練習できますが、この曲集はタイトルも付いていませんので子供さんなどは練習嫌いになってしまうことが多いと思います。同レベルの曲集でどうしてもツェルニーをということであれば「リトル・ピアニスト」の方が曲としての起承転結もあり、楽しく練習できると思います。