実際に弾いてみたところ…難しい!
何回もピアノを弾いて、やっと音が取れる。
彼の複雑な和音に恋して20年。でも、聞くのと弾くのは別。
それでも、ファンだから持っていたい。持っているだけで嬉しいのだ。
本は前半が楽譜、後半がインタビューとなっています。
楽譜が読めない人には、前半は無駄?・・・でも、CDを聞きながら
楽譜を見るだけでも楽しいかもしれません。なんとなく、
「あ、いまこの部分が演奏されてる」とわかるはず。
本は全音のピアノ楽譜と同じような、シンプルで読みやすい
レイアウトです。大きさもほぼ全音楽譜サイズ。
もちろん、きちんとした楽譜なので、きっちりと演奏したい人にも
おすすめです。転調されていたり、シンプルアレンジになっていたり
という小細工もなし!
巻末のインタビューは、教授の音楽に対する思いが語られていたり、
最新アルバムのバックグランドなどについて語られていて、じっくり
読むとかなりおもしろい。しかも、細かい活字で9ページちかくに
わたってインタビューが収録されており、読み応えがあります。
おざなりな、インタビューでにごしているわけでなく、かなり
しっかりしたインタビューなので、じっくり読んで欲しいと思います。
「+33」の曲など、多重録音されている曲は、きっちりと8段にわけて
採譜されているので、本格的に演奏したい人、シーケンサー
やMTRで多重録音したい人には、最適です。
また最後にディスコグラフィーがついているので、意外と便利。
写真はついていますが、白黒なのが残念。しかい必要にして十分。
というわけで、通好みないいしあがりです。
もちろん教授の完全責任編集版です。