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小説の力―新しい作品論のために
価格: ¥2,268
カテゴリ:
ハードカバー
ブランド:
大修館書店
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「目から鱗」の『羅生門』
★★★★☆
高校生におなじみの芥川作品『羅生門』。にきび顔の若者が、思案の末に盗人になる話だ。・・・つい先ほどまで、そう思い込んでいた。しかし、どうも違うらしい。
若者は、生活基盤が崩れるとともに思案に暮れる。けれども思案の末ではなく、思考ストップのまま。その揚句、老婆の言葉を悪用して盗人に転落していく。
自分の人生を考え抜いた末、生き方を掴み取る。それを「人間の幸福」とすれば、『羅生門』の若者は不幸そのもの。結末の「下人(若者)行方は誰も知らない。」のも道理で、まさしく浮世の泡と化す話。